第23話 神功皇后の福岡 撃鼓神社は志賀島浜辺で太鼓と笛でエール

文字数 688文字

ネットを見ると飯塚の近くに撃鼓神社があり神功皇后の由緒があるという。取敢えず近いから行って見た。古そうな神社である。太鼓と笛で踊る時期があるという。由緒看板はない。回りは鉄筋のアパートが建ち古式の家はない。あまり期待できないと思いながら石段を登る正面に三社の階段がある真ん中は宮地獄神社、右は佐夜神社、左は鬱蒼とした木々の間に、石段がある。
左へ曲がると撃鼓神社。本殿も古そうだ。参拝の後、裏に回っても何も書き付けが無い。ネットは噂だったのか、外に出て隣接する古そうで広い邸宅の呼び鈴を押した。紺の着物をきた神主さんが出てきて。「上がり框へ、お座り下さい」という。「この神社の由緒をお聞かせ下さい」とお願いした。神社の歴史と詳細な配置図面を書いた紙をで説明してくれた。第44代目の当主で、鎌倉時代から続く神主さんらしい。この神社の建替えは600年前という棟木が出てきた。九大から先生が来てレントゲンで撮影し、600年前と判定してくれた.神功皇后の由緒も裏面に書いて在った。乳の池がある。三韓征伐の帰り、この神社により乳を応神天皇に飲ませたという。本殿の右横にあるという「うっかり見逃していました」と言うと、「案内しましょう」という。左回りし気付かなかったが、社の右横に、池があり石があった。皇后が乳を飲ませた所であるという。宇美町から峠を越え大分神社から飯塚のノウソ八幡宮で「いづかまた」と皇后が云い別れた。その後この神社へ来たという。笛と太鼓は皇后が三韓征伐に行くとき、志賀島の浜辺で太鼓と笛で出発をエールを送ったという謂われもあるという。神主さん自ら案内してくれ恐縮でした。
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