第8話 神功皇后の福岡 祭神は”息長足比賣命宮に宮地嶽(福津市)

文字数 712文字

宮地嶽(福津市)の祭神には”息長足比賣命(神功皇后)”も入っている。宮地嶽の社殿に巨大な注連縄が下がっている。大きさ日本一で12月18日に掛け替え初穂料三千円と書いてある。ジャニーズの嵐で有名になった階段の最上から眺める西日は真っすぐな道路の先の海上にあり、厳かな景色となる。私達が正月に参拝する場合は、車で2時間半待ちの行列の人気のある神社の一つである。創建は約1700年前、息長足比売命(神功皇后)が、渡韓のおり宮地嶽に滞在され、山頂に祭壇を設け、天命を奉じてかの地に渡らんと祈願されたという。本殿を参拝の後、上の方へ登っていくと七つの神社が祭られている。神官も見習いを含め15人いると言う。不動神社の前で、白袴の神官に確認すると「皇后が山に登り三韓征伐の祈祷をした。15分で奥宮に登れるでしょう。」若い神官は言う。下山途中の高齢男性に聞くと、「その革靴では登れない、普通の登山道で急坂がある」と忠告する。しかしここまで来て、皇后の見た景色を眺めないわけにはいかない。何度も息が切れ、心臓がドキドキ悲鳴をあげる。30分掛かり「山頂古宮跡」に着いた。皇后はいくつもの山を登っっているが、その健脚振りに驚かされる。DPSで199mの高さだった。木々が伐採されてなく、眺めは悪いが、山合の向こうに玄界灘が見える。下山すると、境内では巨木の陰で猿回しが観客を集め、猿の演技と口上でお客を喜ばせていた、七五三の和服を来た子供も何人もいた。コロナの緊急事態宣言解除でようやく活気が神社にも戻ってきた。仲哀天皇の名前が出ないので、山口から福岡に来たときは宮地嶽に寄っていないのだろうか。三韓征伐前に皇后一人で来て祈祷したのだろう。
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