第26話 神功皇后の福岡 太宰府の竈門神社

文字数 493文字

かつて、私は宝満山に登ったことがある、人気のある山で、家族連れで登る人たちが多い。二時間で登れるが、行程はわりときつい。頂上の見晴らしは良く、確か博多の市街地まで見えたと思った。神主の説明による由緒では「竈門神社の御祭神は、玉依姫命と神功皇后・応神天皇である。宝満山は鳥海山・富士山に続き、全国三例目の国史跡に指定された。山が陰陽道でいう大宰府の鬼門(東北)の位置にあることから、宝満宮竈門神社は『大宰府鎮護の神』として、古くから崇敬されている」という。皇后も竈門神社に寄っている。神主は「神功皇后が朝鮮出兵のおり、宝満山にサイカチの木を植えて『凱旋したら再会しよう』といわたという。再会の木は頂上付近にある」という。境内の社の側に、再会の木と同じものが植えられている。「この木に向かって好きな人との再会を祈れば、きっと願いが叶うのでしょう」と掲示してある。縁結びの神として、人気がある。神主の話では、「皇后は竈門神社を出発して、吉木そして香園を通って大根地神社に向かったと、伝承されている」と教えて頂いた。まさに、 現在の筑紫野筑穂線を皇后軍は進行して大根地神社へ向かったことになる。

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