第7話 再び戦う前に(武器の小部屋)
文字数 686文字
しばらく通路を進むとまた壁の色が変わったところがあった。壁の低い位置に”
また小部屋であった。空気は少し湿っていて金属片のような香りがする。灯を照らすと部屋の周りの壁にはずらっと武器が並べられていた。
どんな金属なのか判らないが、少し黒光りしている長剣、ハルバード、長槍、スパイクのついたモーニング・スター、ウォーハンマー、短いダガー、長弓と矢、杖、盾、鎧などが壁にかかっている。
突然、頭に”手にとるように”との言葉が響いた。恐々と試していくが、なかなかしっくりとするものがない。子供体型なので当たり前かと思ったが、持ってみるとどれも軽く過ぎるようだ。
既に、昨日の戦いで”切断”の片手剣は手に入れているので、もう十分かと思ったが、結局、ダガーと黒檀のような杖が手に馴染んだし、収納に入るので、かかっている武具や防具を片っ端から全部持っていくことにした。
ダガーや杖を構えていると、小部屋の奥から急に生暖かい風が吹いてきて、骸骨のような戦士が現われた。カタカタと骨を鳴らして、ゆっくりとだが近づいてくる。
俺は昔から、幽霊やゾンビものが大嫌いなので、慌てて黒檀の杖を骸骨戦士に向けて頭に浮かんだ呪文を短く唱えた。すると、青白い光が杖の先から迸り、骸骨戦士は”アアアー”と気味の悪い叫び声をたてながら霧のように消えた。すると不思議なことに小部屋から押し出されて元の通路に戻っていた。ポイントはここではつかないようだった。
![](https://img-novel.daysneo.com/talk_02/thumb_ef24f6c47d41df71f33aa2fd1d17ae3f.jpg)
隠し扉の鍵(ここを押す)
”という箇所が見つかった。強く押すと、ゴゴッと音がして小さな扉が横に開いた。ようやく体が入るような隙間が空いたので中に入った。また小部屋であった。空気は少し湿っていて金属片のような香りがする。灯を照らすと部屋の周りの壁にはずらっと武器が並べられていた。
どんな金属なのか判らないが、少し黒光りしている長剣、ハルバード、長槍、スパイクのついたモーニング・スター、ウォーハンマー、短いダガー、長弓と矢、杖、盾、鎧などが壁にかかっている。
突然、頭に”手にとるように”との言葉が響いた。恐々と試していくが、なかなかしっくりとするものがない。子供体型なので当たり前かと思ったが、持ってみるとどれも軽く過ぎるようだ。
既に、昨日の戦いで”切断”の片手剣は手に入れているので、もう十分かと思ったが、結局、ダガーと黒檀のような杖が手に馴染んだし、収納に入るので、かかっている武具や防具を片っ端から全部持っていくことにした。
ダガーや杖を構えていると、小部屋の奥から急に生暖かい風が吹いてきて、骸骨のような戦士が現われた。カタカタと骨を鳴らして、ゆっくりとだが近づいてくる。
俺は昔から、幽霊やゾンビものが大嫌いなので、慌てて黒檀の杖を骸骨戦士に向けて頭に浮かんだ呪文を短く唱えた。すると、青白い光が杖の先から迸り、骸骨戦士は”アアアー”と気味の悪い叫び声をたてながら霧のように消えた。すると不思議なことに小部屋から押し出されて元の通路に戻っていた。ポイントはここではつかないようだった。
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