第31話 冒険者ギルドで

文字数 893文字

 翌朝、朝食はドロシーが目玉焼きを作ってくれた。収納から以前作った野菜シチューの残りを出してハードパンと一緒に頂く。朝からかなり充実の品々である。

 その後に、冒険者ギルドに依頼完了の報告と報酬を受け取りに行った。
 受付のアンナに声を掛け、その後方の窓口カウンターで収納からオーガの死体を出す。3メトル以上の大きさなので、担当のトーマスと周りからも驚きの声があがった。オーガは特殊体だったらしくBクラスレベルの魔物だ。魔石と角がかなりの評価となった。ゴブリンジェネラルはC+クラスだった。

 <精算内容> 依頼報酬 ゴブリン征伐       10金貨
        オーガ(特殊体)買取        10金貨 
        ゴブリンジェネラル買取        2金貨
                          計22金貨
 オーガ(特殊体) 個数1 計 10金貨 (100万円相当)
          角:  6金貨 (個数2)
          魔石: 4金貨
 ゴブリンジェネラル 2金貨
  (魔石:2金貨)

 これで所持金は先日換金した分と併せて50金貨(500万円)となった・・・結構稼げたな。しかし冒険者はなんの保障もない、からだ一つの商売なので、蓄財できるときにしておかないといけないのだ。病気や怪我をした場合には詰んでしまうかもしれない。でも今回の依頼報酬の2/3は後でバネッサとドロシーに分けておこう。そうしないと騙したようで(?)少し後味が悪いから。

 アンナから副ギルド長との面談を請われたので、2階の応接室で面会した。副ギルドマスターのミレーヌは元Bランクのエルフ、魔法弓士として鳴らしたらしい。スリムな美人だが悪い人ではないようだ。ブライトンギルドの期待の星と持ち上げられ、これからもどんどん依頼を受けるように言われた。

 他のギルドと比べて、ここブライトンは少し地味なところなのかもしれないな。かなりの発破と圧をかけられたが、前の世界でもこういう類には慣れているので軽くスルーした。しかし今回の実績でEクラスにアップしてしまった。鈍く光る銅製のバッジを貰った。


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