第23話  あなたがたは神だ。

文字数 699文字

 詩篇第82章より。

  天主は、神々(諸神)の集会の中に起(た)ち、

  神々(諸神)の只中にて審判を行い給う。

   [中略]

  我は云えり、『汝等は神なり、みないと高きもの(至高者)の子等なり』。

   [後略]


口語訳のものでは...


  神は神の会議のなかに立たれる。

  神は神々の中で、さばきを行われる。

   [中略]

  わたしは言う『あなたがたは神だ、あなたがたはみないと高き者の子だ』。

   [後略]
                 
        最初の文語は〈ヴァルガタ版〉を採用。
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ここ(82)には究極の真実が語られている。
まず、神は複数いますね。
その中での最高権威が『父なる神』なのだ。

だから、キリスト教を一神教と呼ぶのは浅はかなこと。
何人おられようが、下位からすれば、
全体を『一』として括るのが順当な作法ともなろう。

次に、人間は神でもあると...。
人間は神の子であるのだと!。

これが事実だ。

ただしこれは『霊』としての話し。

今生における霊と肉との相克を、然るべく、經るのが定め。

その結果が二分されるだけ。



追記:

この絶対的に重要な箇所が、
他の多くの聖書においては、おかしな翻訳で覆い隠されている。
また権威者らによる解釈も、首をかしげるものばかり...。

、素直に受け取られるのが一番かと...。

なんて本質的にして衝撃的な箇所なんだろうと個人的には思ふ。


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