第35話  ふたりの主。 掴みの一発目

文字数 1,758文字

ルカ16:1-8 



ここでのイエスの譬え話は含蓄深



是非とも読んでただきたいので漫画化してみた。

いつもの如く意訳。(今回のはひどい…)




  これって、○の、○なる○さん?


Re: 「 いざ開演! 」


 ある金貸しのところにひとり悪い部下がいた。
 彼が会社の金を横領していると、そう密告する者があった。
 そこで社長は、その彼を呼び付けて言った…。






『お前についての悪い噂を聞いたが、あれは本当か?』
『もう自由にせてとくわけにはいかん!』
『お前の担当債権者、全員のリストと収支報告書をすぐ持ってこい!』。






この社員は心中で思った。

「もうどないしょ~。社長はオレを(くび)にするつもりや…。
 土方やるには、わしゃ~もう力も体力も気力も自信ない。
 ましてや介護職なんてもっての(ほか)。死んでも嫌やー。
 乞食すんのは、もっともっと、ずっとずっと恥ずかしいし…」






 「せや、

思いついた!』
 「

おけば、会社辞めさせられても、
  誰ぞかが、わしの面倒きっと見てくれるー!』」





それから彼は、彼の担当債権者全員を集めて、個別に会談をもった。





始めの人に、
「あんたは、うちに会社にどれだけの借金しとったっけ?」。
 その男は『百万ですわ』と答えた。

そこで○田はこう言った、
「ここにおまんの借用書があるんやが、
 そこすわって、五十万とすぐ書き変えなはれ」。





次の、もうひとりに、
「あんたの借りは、どんだけやった?」と尋ねると、
『百六十万ですわ』と相手は答えた。

これに対して、
「ここに、おまんの借用書があるんやが、八十万と書き変えなはれ』と同じく言った。






ところで、社長はこの不届きな社員のやり方をほめたのだ!。




     「パァー〜ァアア…」


『うまいこと顧客手懐(てなづ)けよってからに〜…』

『そないして、みなして、

いくつもりやな〜!?』

『そらみんな、お前のこと、

大事にしてくれはるわー』。


*ここで一旦中断と致します。


〈前段完〉


もしかしたら…やったらあかんことやってしもたんやないやろか?。
一線、遥かに超えても〜てる?。ラストの含みはもう完全なる逸脱やで…。
きっとお仲間らからは殺意とみまごうまでの糾弾を賜ることとなるんやろな〜。
頭上のイエス様は『よい』と仰ってくださったんやけど…。(感応にて)



補完:

締めはですね〜、

、こんな感じなんです。

The master commended the dishonest manager because he had acted shrewdly.
主人は、この不正な管理人の抜け目のないやり方をほめた。

For the people of this world are more shrewd in dealing with their own kind
than are the people of the light.
この世の子らは、その時代に対しては、光の子らよりも利口だ。
この世の人々は、光の人々よりも自分の類達を扱うことにかけては知恵が回る。

And the lord commended the unjust steward,
because he had done wisely:
for the children of this world are
in their generation wiser than the children of light.  KJ ver.
そして主は彼が賢くことを行ったので、この不誠実な世話役を賞賛しました。
なぜなら、この世の子供たちは、彼らの世代において光の子供より賢いからです。


*瞠目の元に「評価する」とアナウンスされたでしょうね…。

*光の子とは信徒のことらしいのですが、初読において、私は「天使?」ととっていた…。

とか

は、神への信仰など毛ほども意識しない、
 欲望がドロドロ渦巻く俗にして薄情なる世界、時代。
 だからこそ〜、ない知恵絞って、足掻いて足掻いて、
 生存の道を切り開くべくの努力がなされるんやー。

*この世の子ら、この世の人々は、そういった世界を生き抜いてきてるヒト。
 ザアカイを思い出してもいい。要はだ、闇雲に繰り出したあの愚策が、見事、
 

を叩き出してしまっていたのだった…。


次回に続く


 断崇













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