第13話  獣の皮衣。

文字数 1,115文字

創世記3:21 より。

『神は、神土の塵を以ってアダムを造り、
 生気(いのちのいき)をその鼻に吹き入れ給へり』。

*これは人間の創造のシーンである(2:7)。
 このアダムは、とりあえず、準霊的存在であると考えて下さい。
 神土(エデン)の塵は、我らの宇宙における物質性とは違うだろうと。

『主なる神は人とその妻とのために皮の着物を造って、彼らに着せられた』。

*斯くして神は、アダムとエヴァを、エデンの園から追い出され、
 彼らにとって地球が住処となる…。

大概、ここはさしたる意味を認めないでサラッと読み過ごされる箇所だと思う。
アダムとイヴが裸で恥ずかしくなっちゃったので服をあげたんだぐらい。
だが個人的な

として、ここには、
とんでもない事態が語られているのではないか!と思ってしまう。

以下はその突飛なる、

内容:

 皮は当然に「獣」の肉体から

もの。

 これを着せた…。

 つまりは、準霊的存在たるものが、動物の肉体を纏わされた。

 それと調和機能するようにさせられた。

 これが現在、『人間』として語られる生命存在。


具体的なイメージとしては:

獣存在である猿の肉体組成が採択され、これが利用された。
結果、物質性における変化も起こり、見かけは大きく変わった。
これがミッシングリンクの真相。

このことの核心的意義は、人は、
「獣の為のプログラムに影響されるようになった」である。
これとの闘争が

…。

だが、負けてしまうのだ。大部は。

知らない、忘れてしまったから。

その本来の意義/目的を…。』


*だから本能が壊れたではなく、不相応なるに渡されたのだ。






転載:

『爺さんや婆さんらが忘れ始め、
 やがては家のものみんながそのことを忘れてしまったのだ。
 教育には時間がかかり、苦しみが伴う。
 生活の居心地よさが減少してしまう。
 初めは怠惰なばかりに馬の教育を怠ったのだが、
 あとはすっかり忘れてしまったのだ。』



追記:

後に、キリストが屠られ、復活することによって、
『キリストの衣』なるものが人類に供与されている。

つまりは、彼にあずかる救済の道を、神は、

備えられたのだ。
だが、これを着るか着ないかは当人たちの選択とされ、無理強いはされない。

「わたしが道なのだ。真理であり、いのちそのものなのだ。
 わたしによらずして、父のみもとに行ける者はない。」(ヨハネ14:6)


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