裏設定

文字数 1,802文字

 とゆーほどのものでもないんですが、作中で出すつもりのない「混沌譚」シリーズの設定をツイッターで語っちゃったんで、日記にも書こうかと。

 「混沌譚」を書き始めた当初に、私は自分の設定厨を封印すると固く心に誓いました。今もその誓いは変わっていません。
 何故ならシリーズを書き進めていく中で、確実に新たな国などを作って後々登場させることが予定されていたからです。あまりに設定を細かく詰めすぎ、それを序盤で開示してしまうと、間違いなくどこかで矛盾や齟齬が生じると予想されました。
 だからといって最初から全ての設定を隙なく作り上げてから書き始めることにしたら、私は未来永劫「混沌譚」という作品を公開することも、それ以前に書き始めることすら出来なかったでしょう。
 というわけで、設定を細かく詰めすぎないというルールを最初に設けました。この先自由に書き続ける為にはそうする必要があると思ったからです。
 まあ、私がどれだけ細かな設定を作っても、それを作中で延々説明したら読んでる方もウンザリするでしょうし、頭に入らないというか、そもそも不要な情報でしかないというか……。

 混沌譚の舞台となる惑星の地図を作らないというのも一連のルールの中にありました。
 ところが次作のプロットを考えている過程で、脳味噌がどうしても勝手に惑星の地図を作り始めてしまって……仕方ないので肚を括って地図を作ることにしました・笑。
 予想どおり、いったん地図を作り始めてしまうと、これまで頭の中でぼや〜と考えていた国や都市の位置が移動し、公開した作品にも何カ所か地名や移動に掛かる日数を変更しないといけない箇所が生じてしまいました・笑。
 こんなのね、読んでる方で気付く人なんているはずないし、気付いたところで気に留めないだろうし、私ひとりの拘りに過ぎない無駄なことなんですよ。設定さえ作らなければ押し通せたのに、いったん作っちゃうと結局それに振り回されてしまう。
 だから地図作ることを自分に禁じていたのに〜。(最初は地図を作ってたんだけど、途中で作らない方が良いと判断し、やめてた)
 とはいえ、この先もまだ登場していない国を新たに作って書かなくちゃいけませんし、地図は漠然としたもののままにして、完璧には仕上げないつもりです。

 漠然とした地図の中身を少しだけ公開。
 惑星の自転軸は傾いてないので季節はありません。極地は一年を通して日照がないので人は住んでません。
 都市は全て惑星の西側にあります。ティエラ山は東側の北半球にあります。
 うーん、これ以上はぼんやりと、あそこ辺にあれが、この辺にこれが……て感じですかね・笑。
 地図とは言えない・笑。

 先住民たちと都市人たちがいつどのようにして惑星に移住してきたのかについても、作中で触れるつもりはありません。
 でも「たぶんこういうことだろう」という設定は自分の頭の中にぼんやりあってですね……。
 今日はそれについて書いちゃいます。
 飽くまで私の頭の中の妄想です・笑。実際の作品とは関わりありませんので、ご了承下さい。

 初期移民の移住はだいたい千年くらい前。彼らはノアの方舟みたいな宇宙船に人類や動物の受精卵、植物の種なんかを沢山詰め込んでやってきた。
 ティエラ教義を興したのはこの宇宙船の乗組員であり、移住を成功させた科学者でもあった人たち。ティエラ山の門外不出の最高機密にはこの宇宙船のデータが全て保存されている。
 都市人の都市建設が始まったのはせいぜい二、三百年前。でも彼らはそれ以前から巨大宇宙船に乗って惑星の近くまで訪れていて、いったん周回軌道に乗って宇宙船を宇宙ステーション化し、惑星の周りを回っていた。その上で長い年月を掛けて惑星を調査してから移住を開始した。
 都市建設に際しては先住民を捕らえて奴隷にし、強制的に従事させた。同時に宇宙ステーション内の下層民や犯罪者なんかも労働力として使役した(宇宙ステーション内の人口抑制の目的もあった)。
 都市の周りの貧民窟に暮らす先住民は、この奴隷と労働者の混血の子孫。

 ……今日の日記、誰か読んで面白いんだろうか?笑。
 設定厨は設定を語り出すと止まらなくなる悪い見本です。だから、これらの設定は私の頭の中の「たぶんそうだろう」というものに過ぎず、作中には出てきません。
 この辺でやめておこう・笑。

 今日の日記はただの私の妄想です。

二〇二一年四月十日
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