日本語字幕

文字数 782文字

 さて昨日、映画や海外ドラマの話をしたので、その続き。
 VOD全盛期の昨今、翻訳業の方も引っ張りだこなのでしょうか? その辺の事情は詳しくありませんが、字幕つけまくらなくちゃいけなくて、こう言ってはなんですが、英語は分かるが日本語に明るくない人が仕事してるのかなーと感じることがあります。或いは校正などにお金を割く余裕がないのか。
 日本語字幕に漢字や日本語の間違いがちょいちょいあるのが気になります。
 先日は「過ち」を「誤ち」と記載してあって、このドラマを観た子供が間違って漢字を覚えてしまわないかと余計な心配をしてしまいました。

 漢字の間違いではないのですが、先日気になったことがもう一つ。
 英国の法廷ドラマを観ていたときのことです。見習い弁護士が資料を持って慌てて法廷に入ってきて、着席する前に発言を開始。そこで判事が「ここはアメリカじゃないんですよ。歩き回りながら発言しないで」と注意するんです。しかし字幕には「歩きながら発言するな」としか出ていません。
 うーん? これを日本での放映に向けて訳さないのって、誰に対する、何についての「配慮」なのか、正直分からなかったんです。まあ、訳す必要がないと判断されただけかもしれませんが。観てる方は、お国柄とか、その国特有の雰囲気とかも楽しみたいんですけどねー。

 昔、翻訳の仕事は英語力より日本語力の方が重要だ、という話を聞いたことがありますが、つくづくそうなんだろうなーと感じます。
 私は海外翻訳小説をまあまあ読んで来たのですが、同じシリーズの中で訳者が変わると、作品の雰囲気が全く変わってしまって残念な思いをしたこともあります。この作品が名作だったのは訳者の方の力も大きかったんだな、と実感したものです。

 まとまりのない雑記になってしまった・・・。この日記はそういうものだから、仕方がないか。

二〇二〇年十一月十八日
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