光属性

文字数 2,061文字

 今日は仕事疲れたんで、執筆さぼって日記でも書こう。
 最近考察している「光属性」の登場人物について、考えたことをまとめて?みようと思います。
 冒頭で注意喚起しておきますが、今日の日記は本気で個人の独り言です。読んでも面白くないし、読む価値ありません。あしからず。

 私の書く小説は基本的に全て主人公と副主人公がいる二人主人公で展開します。
 最近気づいたのですが、主人公二人のうちどちらか一人だけでも光属性でないと、書くのがキツイ。
 WEBに小説を公開し始めて以来、私はほぼ混沌譚というシリーズしか書いていません。この混沌譚シリーズの主人公のエドガルド君が、超光属性という評価を頂いております。
 このエドガルド君にせっせと数多の苦難を与え、のたうちまわらせつつも乗り越えさせる、というのを書いています。
 このね、「せっせと数多の苦難を与える」というのが楽しくて堪らないわけですよ、書いてる身としては。落としても落としてもエドガルド君は健気に這い上がってきます。這い上がったところを再び蹴落とし、また這い上がる……。楽しいではないですか・笑。

 ところが、この作者の特権とも言える愉しみが、主人公がエドガルド君じゃなくなった途端にストレスに転じることを、「蝋色の花」を書いてて気付いたんです。
 「蝋色の花」の第二章の主人公はウィルフレド君といって、本来はどちらかといえば光属性だった人物です。過去のある出来事から光属性でなくなり鬱屈しているという設定。
 これがねー、書いててキツい。
 「蝋色の花」は第二章を書いている途中で一回止まって、最近また執筆再開したんですが、やっぱりまた書くのがキツくなってきた・笑。
 原因について考察したところ、ウィルフレド君が根暗すぎるせいだという結論に至りました。

 私は主要人物の心情描写に関してはかなり憑依型です・笑。
 エドガルド君を書いてるときは、いぢめてもいぢめても穢れなき?気分でいられるんですが、ウィルフレド君を書いてると段々自分もドロドロとした精神状態に巻き込まれていって……なんか削られるんですよねー。
 それにエドガルド君の場合、いぢめられすぎて打ちひしがれていると、もう一人の主人公のイーサン君というのが現れてとっても優しくしてくれるんです。ここがミソです。こんなに優しくして貰えるんなら、いぢめられても構わない……と思えるくらい優しくしてくれます。
 ところがウィルフレド君の場合、落ち込んでいるところへトリスタン君という、輪をかけて拗らせた副主人公が現れて益々話をややこしくしていきます。なんかね……疲れるんですよ、ホント。
 そういや、前にアダン君という闇キャラを書いたときも暫く執筆できなくなったなーと、この日記書いてて思い出しました。

 執筆スタイルって人それぞれでしょうし、客観的な態度で書ける方も多いんでしょうけど、私はかなり入り込んで、のめり込んで書くタイプのようで。作品をバランス良く仕上げるためには、客観的になって掘り下げないといけない部分もあるんですが、巧く出来なくて作の幅が狭くなっていると反省します。反省だけして、改善はされないんですが。
 ……話が逸れた。

 そんなこんなで、登場人物に陰惨な過去を準備したり、甘いふりして実はくら〜い話だったりする私の作品に於いて、主人公が光属性であるということは重要な要素なのだと気付いた次第です。
 エドガルド君がとことん光属性だから、安心して?思う存分叩き落とすことができるんだなあと。
 エドガルド君の相方である副主人公のイーサン君もやたら正義漢だしなあ。
 別に意識してそういう設定にした訳じゃないんですが、二人がこういうキャラじゃなかったら混沌譚のストーリーには耐えられなかっただろうなと、今になって思いました。何も考えずにキャラを作った約二年前の自分、エラい!

 「蝋色の花」第二章の主人公二人のキャラはもう変えられない訳で……あの二人でラストまで頑張って乗り切らないと……ふう。
 ちなみに、以前もこの日記に書きましたが、私はハッピーエンド至上主義なので、どれだけ無理があろうが最後はハッピーエンドです。
 「蝋色の花」第二章もハッピーエンドです。
 どうやってハッピーエンドに持っていくかというとですね、ウィルフレド君をドMにするんです。別に私の性癖が「ドMを書くこと」な訳ではなく、あの展開でハッピーになれるってドMじゃないと無理なんで……。

 第三章は第二章よりもっと胸くそ悪い話になる予定です。二章を書くのにこれだけストレス感じてたら、第三章なんて書けないかも……と心配してたんですが、よく考えたら第三章の主人公の片方は光属性だった。大丈夫だろう。片割れはスーパー闇属性だが、光属性は全てを解決するとエドガルド君が証明済みだ。
 どうにかなるに違いない。

 まとまりのない独り言を書いてしまった。
 日記とはそのようなものであろう。

 まとめ…光属性は素晴らしい。書き続けるなら光属性。光属性は全てを解決する。

二〇二一年七月二十七日
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