書きませんよ!

文字数 663文字

 執筆仲間とお喋りしてたら、ふと誘惑が……。

 混沌譚シリーズが今のお話になる前、色んな設定や登場人物を作り、それらを没にしたり採用したりして今のお話が出来上がりました。
 例えば今書いている「蝋色(ろいろ)の花」の主人公サカリアスは、エドガルドが今の設定になる前身のキャラです。全身刺青の騎馬民族の戦士という設定でした。サカリアスは山岳民族で、相方のバシリオが騎馬民族なので、元の設定を二人に分けた感じですね。
 その頃の世界設定もだいぶ違っていて、物語の舞台となる惑星にエネルギーが充満しているのは今の通りなのですが、その中に意識を持ったエネルギー体がいるという設定でした。肉体を持たない精神体で、エネルギーだけ持っているという設定です。
 このエネルギーの塊である精神体が惑星の真の先住民で、これと移住してきた人類が交配してテラフォーミングされた、というようなお話です。どうやって交配するのかは色々理屈づけしてましたが、ここでは割愛します。

 この最初の設定をちょっといじって何か書きたいなあという、危ない願望が生まれてしまったのです・笑。
 精神エネルギー体は惑星の人間にとって精霊≒神のような存在で、それを祀る神殿があり、先祖返りの力を持った人間はエネルギー体と感応することができ巫女のような存在である……とゆーよーな話。
 しかし混沌譚とワンパターンと言われそうだから書かない・笑。

 もしこの話を書いたらファンタジーなのだろうか? それともぎりぎりSFなのだろうか?
 そんなことを考えつつ、「蝋色の花」の続きを書きます。

二〇二一年二月三日
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