寄る年波

文字数 1,116文字

 おはようございます。
 この数年、タイトルの言葉をひしひしと実感している神乃佳月です。

 ここ数日、起きた瞬間から身体が怠く疲労感たっぷりという朝を迎えています。例のKindle KDPからペーパーバックが出版できるようになった件のせいではなく、純粋に仕事のせいです。
 昔はこのくらいの忙しさくらい、全然平気だったよな(というか、客観的に見れば忙しいうちにも入らない)。何倍も忙しくても気力で乗り切ってたし、何なら隙間で飲みに行ってウコンやヘパリーゼ飲みながら翌日もガツガツ働いてたよな……あの頃の自分、信じられん……などと考えながら、昨日の夜も自宅で独りもそもそと夕飯を食べていました。
 ようやく迎えた休日の朝、この週末のうちに疲れを取らないと来週も死ぬ……と思うのですが、もう歳ですので目が覚めてしまいます。いやいや、絶対に起きないぞ、ここで寝ないと今日も一日じゅう疲れたままだ……と思うものの、ベッドで横になってると身体の節々が痛くなってくる。こんなに身体疲れてるのに、寝ることも出来ないってどういうことだよ!? と絶望しつつ、必死に横になってましたが、いよいよ身体が痛くなって起きてきました。

 はあ……誰か、身体が疲れてるときの回復の仕方教えて……お気に入りだった足つぼマッサージ店を数年ぶりに調べたら、移転してたし……酸素カプセルとか入れば良いの??? 高圧酸素療法とか受けたら本当に元気になるの???
 などと考えながら終末……ちがう、週末を迎えております。一日中だらだらしていたいけど、今日は用事が一杯……。

 歳を取るのは仕方がないとはいえ、体力が落ちたからといって仕事量が減るわけではなく……少し前は仕事をさばけなくなった自分に絶望したりしてたのですが、最近は仕方のないことなのだと理解して受け容れております。ただなあ、作業効率が落ちても、昔と同じ「ひとりぶん」の席を占めてる訳なんだよね。下の人間はどんどん入れ替わって、ついでに人手不足のせいかどんどん若返って、「任せておく」という訳にもいかない場面が増えた。なんだろうなあ。こんなに疲れていて、自分の責任を果たせなくなったらどうしよう? という不安を覚えたりする。精神論で乗り越えようというのは、危険だし迷惑だと思う。果たして「できない」という判断を、私は自分で下すことが出来るのだろうか? いつか「できないです」と申告し、今の働き方から去らなければならない日が来るのだろうか?
 昨日の帰り、車の運転をしながらついついそんなことを考えてしまいました。
 老いる自分に慣れなければならない。簡単だと感じる時もあるし、すごく難しく感じる時もあります。

二〇二一年十月二十三日
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