目下の悩み

文字数 842文字

 前頁で目下の悩みと書いたので、もう一つ悩みを吐露。
 元々は長編の「リュカントロポスの咆哮」を書く合間の気分転換に短編連作として書こうとスタートした「混沌譚」シリーズ。
 気付けば累計三十万文字を超え、ただでさえ過疎ジャンルであるSF村の中でも手を出しにくい長さに。
 設定が少しややこしい(と言われることがある)のはSFというジャンルの宿命としても。そもそもどの辺の読者層狙って書いてんだよ!?と言われかねない意味不明な世界観(読者層は狙ってなくて、ただ自分の趣味で書いてる)。
 でもせっかく頑張って書いてるんだし、ちょっとは読まれたら嬉しいという欲。

 何が言いたいかというと。
 「混沌譚」をもう少しとっつきやすく見せる努力をしたいのですが、何をしたら良いのか分からんとゆーことです。

 長さもとっつきにくさの一因とは思うんですが、よく考えたら第一作目の「ティエラ山篇」は七万八千文字で、大して長くはないんですよねー。(感覚おかしい?)
 いま書いてる「蝋色(ろいろ)の花」が番外篇だから、ここから読んでも大丈夫!にするために、物語舞台が理解できるような設定資料とか付けた方が良いのかしら?と考えたり。

 ……前置きが長くなりすぎましたが、つまり悩んでるのは設定資料を作品につけるか⁉︎ということです。
 設定資料とこれまでの粗筋ページがあった方が良いのかなあ?
 自分ではそんなに凝った設定のつもりはなかったんですが、「ティエラ山篇」も情報過多と言われたことがありますし、最早「ティエラ山篇」にすら設定資料を付けた方が良いのか⁉︎
 そうしたら作品を読んで設定が頭に入らなかった人も、設定資料を読めば理解して読み進められるようになる⁉︎
 ……て、そんな脚本みたいなこと小説でするのは邪道かしら?

 ふと、そんなことを悩んでしまった夜です。
 「蝋色の花」を読んでみようと思い立った方が、前作三十万文字分読まないと設定が分からないってなると、やっぱり尻込みしちゃいますよね……。
 うーーーん。

二〇二〇年十二月八日
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み