紙本についてアゲイン

文字数 1,075文字

 現在いちばん一生懸命書いてるのは混沌譚シリーズの新作なんですが、私の頭を一番占めているのはオンデマンド出版&電子書籍の準備です。
 春以来「ティエラ山篇」の改稿を精力的にこなし、二万字以上も加筆し、本当なら来月にも紙本&電書化の予定だった……! のですが、諸般の事情で来春に延びまして。
 まあ全く急ぐ気持ちはなく、延びたことで書籍版の著しいパワーアップが実現するので、それは構わないのですが……。「ティエラ山篇」の書籍化を待つ間に「水獣の謡」の改稿を着手することになりまして。
 …………。
 あのね、今やってること、これからやらなくちゃいけないことを列挙すると、こんな感じ。
 「ティエラ山篇」の書籍化準備。
 「水獣の謡」の改稿。
 新作の執筆。
 「蝋色の花」の執筆再開。
 ここに実は「リュカントロポスの咆哮」の執筆再開を目論んでおりまして。
 ……なんかね。
 いっぱいいっぱいなの、気持ちが。
 いやあ、分かってる、分かってますよ。ぜんぶ自分が好きでやってることだって。
 でもね、一個くらい上がりたかったの。「ティエラ山篇」の書籍化の上がりは目前に迫ってたのに、それが延びて、やらなくちゃいけないことをいっぱい抱え込んでる気持ちなんです、今。
 何をやってても、あれもやらなくちゃ〜て気持ちになって、なんとなく手に着かない……。

 まあ愚痴はこの辺にしておいて。
 書籍化は順調に進んでおります。自分で言うのもなんですが、ものすごくパワーアップしてます。単に加筆しただけじゃなく色んな肉付けが行われてて、「本」としての出来は素晴らしいものになりそうです(作品の中身はともかく……)。
 これをね、早く人様に見て頂きたい訳ですよ。
 うう、待ちきれない気持ちでいっぱい……。

 早く裏話とかもしたいしなー。
 オンデマンド印刷は安価に少数の印刷から出来る、在庫を抱えなくて良いなど、セルフ出版に向くサービスですが、一冊当たりの単価はオフセットに比べるとやはり割高。今回の私の本も予想よりページ数が多くて、思ってたより高くなりそうです。代わりに電書は割安だから、まあ良いんでしょうが。
 でもすごーく凝ってるから、紙本を手に取って貰いたいという願望がね……本好きとしてはね……。
 書籍化の作業をしていてつくづく感じるのは、小説=本ではないということ。小説を書くということと、本を作るのは別だということです。
 本作り、本気で楽しいです。
 ああ、早く皆様の目に晒したい……ああ、ああ……。

 作業を沢山抱えて追い詰められてるのと欲求不満で変な感じになってます・笑。

二〇二一年九月二六日
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み