第12話

文字数 1,118文字

 余が考うるコミュニティとは、自身ただ一人に金を集むるに非ずして、税金の如きものを徴収することも現在は必要性を感じてはおらず。すべて提供なるものにて、物・サービス・想い・情(こころ)を人と人との間(あわい)を回動さする仕組(システム)なり。

 金を集むる者なくば、国家などに税金を徴収さるる事もなし。留意するは、物品やサービスの交換ではなくして、純粋な提供である点である。これには、他の者から貪ることなく、積極的に他者に益する事を為す高度なる精神性を有する者であることが期待さるる。加えて、自他を比較して、他者を非難・批判せざる寛容性も。非難・批判ではなく、純粋に事実に基づく率直なる自他に関する感想・反省・改良も求めらるる。自律・自立した個人による集いが此の邦(コミュニティ)の本質である。

 自他への広く深き愛がなくばこのコミュニティの邦人であることは難し。とは言え、誰もが不完全な人間にて互いに、寛容・ユーモアの心を持ちて、深刻に考うる癖に注意し、気楽に気長に気軽に交歓しつつ協働・共創していくことに如くはなし。

 外部の人々・組織との交流・交通・物流などの交易などを要し、金を所持する必要あらば、余一人的には、書籍などを出版し大部を購買して貰うことにより得ん事を望みたり。他の者はそれぞれにて邦人のために貢献してくるることを希まん。

 つまり、この邦にては誰もが「自由だー」

 純なる愛を育むには月日の努力が要さるる。素晴らしき人格の涵養にも心がけと実践、暖かき心もあればなおよし。成功とは突き抜けることであるらし。ルールをはみ出ることが要さるる。空想力・妄想の暴走を外に表現するも成功の端緒となるらし。

 汝(なれ)が生は飽くまでも汝自身が人生なり。幸不幸も、他の誰でもなく、汝自らの決断・行動によるところが殆どなり。他者に自身の生を任するべからず。

 人の最も得たきもの・与えられて嬉しきもの、其は「愛」なり。大金持ちを目指すも、有名人になりたく想うも、他者を愛し利するも、「愛」なるものを得んがためなり。自らが「愛」を発することにより、「愛」の存在となることにより、其は最も得られる可能性が高まるものに非ずや。

 自らの想い込み、是を「マインド・ブロック」と言うらむ。其に気づくが、其を外し、成功する一歩であると識者が語る。「上には上がある」とよく世人は言うも、其れこそが想い込みとでも言うべきもりであらん。

 自らが幸せになることを許可し、魂の声に耳を澄まし、すべてにいつも感謝し、自他とより多くの存在と共に至福に憩い、慈愛の心を抱き、真心を交わし、失うものごとが大きく多かったことが他への深く温かき言動の源となることを認識すが肝要なり。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み