第5話

文字数 1,038文字

 オンラインだろうがオフラインだろうが、お金が入用なのは承知している。しかし、大概の方々はその繋がりを自身の経済的基盤を安定させる事第一に使用されている。

 先人がそうだったから、自分もそれを踏襲する? それが悪いと言っているのではない。詰まらんと言っている。楽園を創りたいのなら、他に幾らでもやり様はあるはずだ。有名人と称されている方ならご自身の影響力が如何程かはご存知だろう。そのあなたが今までに行われてこなかった方式で新たな関係・コミュニティを創られたら?

 「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」しかし、「有名人のなす集金装置を無名の自身は反故にするなり」

 範を示すのを期待される身分・地位の人なら、人々を感激・感動させるシステムや運営を実行し、一人でも多くの魂と至福に憩いたい、と感じていないのだろうか。

 自身を犠牲にすることなく、他者を貪ることもなく、自分を第一に行動しつつ、他者への大いなる慈愛を示すのは、とても美しいことではなかろうか。

 近隣の大山さんにご招待され、カレーライスなどの夕飯を先日、馳走になってきた。ご夫妻は、あの内村鑑三の無教会主義のクリスチャンで南米で20年以上、電気屋さんなどで生計を立て、数人のお子さんを育て上げられたという。

 奥さんは、母がお世話になっている施設でヘルパーさんとして働かれている。旦那さんは懸命に熊笹で蔽われた土地を畑に開墾されていた。町の憩いの家の風呂で知り合って二年程になる。カーライルの『衣装哲学』を口語訳されてウェブにもアップなさっている。自分はその訳文より、大山さんがご自身の経緯を書かれた前文の方が好きだ。とても、感激するよい文章であると感じる。

 「じっと手を見」ていた地元の詩歌人、「イツモシヅカニワラッテヰ」た童話聖人が先人としている理想郷のここ日本のチベットで「故郷の山に向かいて笑い」あっていたい。

 山や里に自然に生えている誰のものでもない作物=山菜・茸・栗などを有難く戴いて、綺麗で美味しい湧水で喉を潤し、純朴な人々と温かな交流をする。

 ニュー・ワールド・オーダー(NWO)新世界秩序? 人々を拘束し、収奪し、押さえつける世界の樹立を目指している体制か?

 自身と他者の自由をなによりも大事だと認識している人であるなら、NWOに猫だましを喰らわせたら、正面からぶつかることなく、身を隠すなり、同じ土俵で闘うことをせず、新たなる自由と愛、信頼のフィールドで仲間と相互扶助の邦に憩んでいたい。
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