第26話

文字数 835文字

 「謙遜」が大嫌いだ。「謙虚なこと(でいる)」は美しいが、「謙遜する」のは卑屈さが含まれてるから。

 相手の社会的地位が高かろうが低かろうが、大金持ちであろうが赤貧の人であろうが、その人の魂に触れ、感じ、見定めよ。

 如何に素晴らしき人であろうが、心酔していようが、自身のすべてを委ねるな!
ある書物に書いてある通りに行動し、教えに従順で、疑うことをせぬことを「原理主義」という。崇める人に徹頭徹尾自身を委ね、悉く従順であることを「原人理主義」とでも名づけよう。どんな価値あるものにでも、自身を丸投げすることを慎め!

 傲岸とそしられようが、不遜と非難されようが、誰も自分を止めることは出来ぬ。

 覚悟がある故。確信を大いなる預観をいだいているが故。尋常ならざる大いなる愛で充ちている吾に恐れなどない。

 「罰が与えられる」という表現で、「神によって」と言うものは、内心、その相手を罰しているのだ、罰したいのだ。だが、相手を罰することにうしろめたさを感ずるが故、「神に罰してほしい」のだ。ただ、率直に言うがいい。「わたしはあなたが大嫌いだ。正直、あなたが死ぬことを望んでいる」とでも。

 ある権威が言ったことであろうが、無名で軽んじられている人の意見であろうが、自分が信じたくないことは無視し、楽しく幸せな考えだと感じたら、信ずるがいい。現実はあなたが志向(指向)した方向に展開していくだろう。

 思い込みが人生を形成していく。「そう想えばそうなる」

 我慢続きの人生だった。耐えるのが習い性の──。

 家畜化計画=新世界秩序

 監視社会=信頼のない世界

 ベーシックインカム→自由なき拘束の社会の端緒

 マスクを捨て去り、笑顔を向け、談笑し、キスを交わそう。

 自らに富を集めることに先ず血道を上げるのではなく、提供することを率先し、お金持ちに寄付を募るのではなく、所持金が一円でもそれにより助かる人がいたのなら、涼しい顔でその人に捧げよう。そうすれば晴れやかな心で軽やかに道は開けていくだろう。
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