第41話

文字数 1,301文字

 『然(しか)あれかし』ビートルズの『レット・イット・ビー』の訳である。以下に、自身による歌詞の訳を記していく。

 葛藤の日々の中自分自身にふと気づく 母のメアリーが訪れ 事物をありのまま捉え真実を掴ませるおまじないの言葉を言う、「然あれかし」 暗闇の中に自分がいる時 母は目前に立ち 「然あれかし」と呪文を唱える 「然あれかし、然あれかし、然あれかし、然あれかし」 呪文を囁こう、然あれかし そして、傷心の人々が世界で同意して生きているなら 答えは出るだろう 然あれかし 人々がそれぞれ個個でいたとしても 出逢う機会はまだある そこに答えはあるだろう 然あれかし 然あれかし 然あれかし 然あれかし 然あれかし そうだ、そこに答えがあるだろう 然あれかし 然あれかし 然あれかし 然あれかし 然あれかし 呪文を唱えよう 然あれかし 曇りの夜でも 光が訪れる 明日という日まで 然あれかし 音楽の音で目が覚める 母のメアリーがやって来て 呪文を唱える 然あれかし 然あれかし 然あれかし 然 あれかし 然あれかし そこに答えがあるだろう 然あれかし 然あれかし 然あれかし 然あれかし 然あれかし 呪文を唱えよう 然あれかし

 毎朝、9時過ぎから11時位まで、町の年配の方々とグラウンドゴルフをしていて、月一回例会がある。今度の月曜がその日で、入賞すべく色々試している。15メートルの最短のコースなら、手首の返しだけで打つだけで、精度がよいことに気づけた。初めは、直観があった。「ひょっとしたら、動きを最小限にしたら、インパクトの瞬間も注視しやすく、距離も加減しやすいのでは」と。そうしたら、7番ホールで一作朝、3回ホール・イン・ワンを出せた。1日の最多3回でこれで2回目であった。公式の試合では、2回が最多で、8ホール×4コース=32ホールで争うのだが、同じひとつのコースで3回ホール・イン・ワンするとダイアモンド賞として表彰される。6月の月例会ではあと一回で受賞できるチャンスだった。皆さんと会話しながらする朝の運動はとても楽しい。

 皆さんに本当によくして戴いていて、クラブやボール、マーカーなどの道具、飴や缶コーヒーなどの飲食物をいただいたり、打ち方のアドバイスもしてくださり、大概、その通りにスイングするとよい結果が出せる。

 ネット上のコミュニティでも、同志・仲間と感じている温かな人々がいて、とても有難い。智慧を借りたくて相談したら、様々な仲間が食糧を送って来てくれたり、中にはお金を送ってきてくれた同志もいる。他の班に自分が批判された時、6班の皆は擁護してくれたりした。行く先、属した先で本当に皆よくしてくれるので、とても幸せで感謝でいっぱいだ。自分が実現することは、リアルとヴァーチャルなど様々な場で出逢った縁ある人々と幸せでいること、より一層、豊かさで至福を感ずること。

 「ながらへば またこの頃や 偲ばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき」
あんなに、死ぬことのみを考えていた人間が今は人々に感謝し、共に幸せを拡大したい、と感じている。まだ不満はいっぱいあるが、「セ・ラ・ヴィ」と微笑んでいる。
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