えええ……! エサウに襲われる危険があるかもしれないのに、先に女子どもを渡らせて自分は残っちゃうの? この人! ちょっと面食らう話がこの箇所なんですよ。
エサウにビビるのは分かるけど、家族を犠牲に自分だけ逃げようとしていない? と疑いたくなってしまうこの話……いや、実際これまで身内を犠牲にしようとした人は数知れないんですけれども……。
まあ、皮肉なことにこの後、ヤコブは自分だけ川を渡らず残ってしまったがために命がけの格闘をすることになります。身内を騙し、身内を犠牲にし、自分の命を最優先にしてしまう彼は、果たして本当に家族と関係を回復することができるのか!?