無垢な酔っぱらい

文字数 273文字

「人間たち悪いことしてるなぁ……もう地上の生き物滅ぼしちゃお」……そんなノリで神様が洪水を起こしたのか分かりませんが、人々の中で唯一神様が助けようと思ったノアの家族。


ノアは神様に従う無垢な人だったと書かれていますが、実は人類最初の酔っぱらいでもありました。しかも、自分が酔い潰れて裸になったのを見た息子に呪いの言葉まで投げかける……おい、無垢な心はどこへ行った?


聖書に出てくる人物はどんなに「正しい人」と書かれていても、どこか抜けていたり我儘だったり、正しくなりきれない姿が出てきます。聖書はどこまでも人間礼賛をゆるさない書物なのかもしれません。

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登場人物紹介

白兎のシロウ。

聖書を読み始めた。

黒兎のクロウ。

シロウの親友。

足長兎のナガオ。

シロウに茶々を入れる役目。

硬兎のカタナリ。

とりあえず硬い感じに生きている。

幽霊のヤドナシ。

ちょこっと解説してくれる。

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