蛇は正直者?

文字数 351文字

人間に罪が入り込んだ「原罪」の物語と言われるこの箇所……蛇の扱いがちょっとかわいそうになるところですね。シロウもつぶやいてますが、彼らに与えられた罰が本当に罰なのかも微妙な話……。


女性には「子を産むときの苦しみを大きくする」と言い渡されますが、この時まで子を産んだ経験のないエバさん。苦しみが大きくなると言われても、比べる経験がありません……。


むしろ、子どもを産んだことのない人類に「お前たちに子どもができる」という宣言がなされた出来事、というふうにも受けとることができます。


実際、エデンの園の暮らししか知らなかった人類は、各地へ広がってその子孫を増やしていく……そんなきっかけとなったのがこの話。


はてさて、呪いなのか祝福なのか?   聖書解釈においても議論のあるところ……皆さんはどう受けとりますか?

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登場人物紹介

白兎のシロウ。

聖書を読み始めた。

黒兎のクロウ。

シロウの親友。

足長兎のナガオ。

シロウに茶々を入れる役目。

硬兎のカタナリ。

とりあえず硬い感じに生きている。

幽霊のヤドナシ。

ちょこっと解説してくれる。

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