人身売買

文字数 316文字

「奴隷」と聞くと、すぐ鎖に繋がれた強制労働に伏している人たちを思い浮かべますが、聖書の中ではそこまで酷い境遇ではなかったようです。借金を返すため自分から奴隷となり、ある一定期間働けば解放される奴隷もいました。


とはいえ、現代の僕らから見れば外国人から普通に奴隷を「買っている」アブラハムさんの行動はちょっとショッキング……「奴隷制度そのものに反対せよ」というような箇所は他の箇所を見ても聖書に直接は出てきません。


ですが、聖書全体を通して「いや、やっぱり神様は奴隷制度なんて喜ばない」と思った人たちが、一生懸命解放運動を展開した歴史もあるわけです。


聖書を開くとき、1ページどころか数行読み進めるたびに、読み手の倫理が問われてくるんです。

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登場人物紹介

白兎のシロウ。

聖書を読み始めた。

黒兎のクロウ。

シロウの親友。

足長兎のナガオ。

シロウに茶々を入れる役目。

硬兎のカタナリ。

とりあえず硬い感じに生きている。

幽霊のヤドナシ。

ちょこっと解説してくれる。

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