19日目
文字数 586文字
占いアプリが面白過ぎて、ついつい夜ふかしてしまった。
遅刻ギリギリに職場について、上司から怒声が飛んできた。
「野瀬、お前は何しに会社に来てるんだ!」
お金稼ぎに来ているだけですか?と言いたくなったが、ここで言い返して派遣業者にクレームがいったら、めんどくさい。
私はとりあえず仕事を一生懸命するふりをし、昼休みには占いアプリをチェックし続けた。
「佐伯さん、このアプリ教えてくれてありがとう! いい占い師が見つかりそう」
「わあ、気にってくれたら嬉しいわ。野瀬ちゃん、波動が高くなってるんじゃない?」
「本当ですか?」
褒められてしまい、頬がちょっと熱くなるのを感じていた。
「そうよ。私も自分で言うのはなんだけど、波動が高い方だし、人の波動はなんとなくわかるのよ」
「へー、佐伯さんってすごいんですね」
「ネガティヴ思考だったり貧乏人、イライラしている人、病人には近づかない方がいいわ」
「どういう事ですか?」
「波動が低い人には近づくなって事よ。知らずに影響受けるからね」
佐伯さんは、社内の人の噂を色々教えてくれた。特に私の上司は、キャバクラ狂いで糖尿病も患っているという噂があるらしい。上司にはあまり近づかない方が良いとアドバイスされた。佐伯さんも最低限しか接していないという。
私もそうする事にした。せっかく波動が上がってきているのに、上司のせいで波動が下がったらたまらない。
遅刻ギリギリに職場について、上司から怒声が飛んできた。
「野瀬、お前は何しに会社に来てるんだ!」
お金稼ぎに来ているだけですか?と言いたくなったが、ここで言い返して派遣業者にクレームがいったら、めんどくさい。
私はとりあえず仕事を一生懸命するふりをし、昼休みには占いアプリをチェックし続けた。
「佐伯さん、このアプリ教えてくれてありがとう! いい占い師が見つかりそう」
「わあ、気にってくれたら嬉しいわ。野瀬ちゃん、波動が高くなってるんじゃない?」
「本当ですか?」
褒められてしまい、頬がちょっと熱くなるのを感じていた。
「そうよ。私も自分で言うのはなんだけど、波動が高い方だし、人の波動はなんとなくわかるのよ」
「へー、佐伯さんってすごいんですね」
「ネガティヴ思考だったり貧乏人、イライラしている人、病人には近づかない方がいいわ」
「どういう事ですか?」
「波動が低い人には近づくなって事よ。知らずに影響受けるからね」
佐伯さんは、社内の人の噂を色々教えてくれた。特に私の上司は、キャバクラ狂いで糖尿病も患っているという噂があるらしい。上司にはあまり近づかない方が良いとアドバイスされた。佐伯さんも最低限しか接していないという。
私もそうする事にした。せっかく波動が上がってきているのに、上司のせいで波動が下がったらたまらない。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
(ログインが必要です)