2021(令和三)年度

文字数 11,421文字

 論文(report)などの個別記事に掲載されなかった学習メモは、この(page)に活動報告として記録しておきます。

教育心理学(教育学科仁平教授)

2021(令和三)年6月20日

横浜関内 星槎大学院


 横浜市中区関内星槎大学院が開催している「教育セミナー」に参加させて頂きました。今回は特に教育心理学の観点から、いわゆる悪徳商法と消費者教育(予防教育)を議論致しました。


 人類は「信ずる心」(真実性効果(bias))を進化させた生物であり、疑い深過ぎても逆効果ですので「信頼」を基本としつつ、適切な場面で「不信(警戒)」の思考を用い、真偽を的確に判断する必要が御座います。前方の大まかな意味を理解できれば、後方の詳細な情報処理を省略し、最後まで読まずに判断してしまう事を「モーゼ錯覚」と呼ぶそうです。


 限られた時間でしたが、興味深く拝聴する事ができました。

Summer Festa 2021

7月4日(日曜)

星槎大学院


 誠に勝手ながら、午前中の「国際協力ゼミナール」は休ませて頂きました…今後は自己管理に充分、留意するよう精進したく思いますm(_ _)m


 午後から、大学院の「夏祭」に参加させて頂きました。特に、仕事が多忙でも時間を作り、読書の習慣を身に付ける重要性を改めて自覚しました。学位を授与されし者として、着実に学業を歩み進まなくては…!

教育学(共生科学部古川講師)

7月10日(土曜)

星槎大学九州分局


 福岡中央校において、子供への声の掛け方を学ばせて頂きました。正しき褒め言葉によって、固定的でない「成長的マインドセット」を促し、安心感・価値観を提供する事が大切です。

天空教室

7月23日(金曜)

星槎国際学園


 今月から星槎天文部に参加させて頂く事になりました! 私にとって初回の今月は、来月に迫ったペルセウス流星群(今年は好条件、次は5年後)や黄道12星座を学びました。


 不覚にも今まで知らなかったのですが、気候学で使われる緯度用語のうち、北極(Arctic)大熊座北回帰線(Cancer)巨蟹宮(カニ座)南回帰線(Capricorn)磨羯宮(山羊座)に由来する英語だそうです。若き日の情熱を思い出し、改めて天文学を勉強させて頂きます!

2021夏季 公開授業(教育学天野教授・心理学斎藤准教授)

7月24日(土曜)

星槎大学


 前半は、自己/他者理解のcommunicationを学びました。後半は、フロイトと並ぶ学究であり、無意識(夢判断)の研究で知られるユング深層心理学を拝聴させて頂きました。その具体例として試された、心理検査の設題は…「海の波の上に星空を描いて下さい」です^^

天空教室

8月6日(金曜)

湘南大磯校


 今週は、宵の北西~南東に宇宙ステーションが見えるそうよ。今夜は、琴座織姫(Vega)を中心に東天を観測し、流星や人工衛星の通過を視認したわ。キャプチャーレコーダーで夜空を中継するのも、興味深い試みね。

8月12日(木曜)


 今夜はいよいよ、明け方の極大を見据えて流星群観測ですが、ここ本州は曇っているので、北海中北の名寄(ナヨロ)盆地や、ハワイ島マウナケア楯状火山の天文台と接続する事になりました!

8月13日(金曜)


 深夜から早朝まで流星群観測、お疲れ様でした。明日14日(土曜)は、旧太陰太陽暦における伝統的な七夕に当たるそうです。


 数百年前までは、神の視点で見られた天球が星図に用いられたので、星座の形が左右反転しておりました。天象儀(planetarium)を外側から眺めた感じですね。

教育相談室

8月18日(水曜)

淀橋 高田馬場


 神田川にて、教育人権問題の学習会に参加させて頂きました。今月は「母親の感情統制」に関して学びました。憤怒の情動を言葉に出す前に抑え、その場から緊急回避して落ち着く…という技術や、自己の長所を見付ける日記などが示されました。


 また、携帯電話などに時間を取られ過ぎるのは好ましくないので、取り組むべき目標を定め、依存を減らす事も重要です。親も子供も、天主から授かったこの生命を、どうか大切に…!


天主に感謝

 後日、8月27日(金曜)放送の品川ラジオにも同氏が出演され、生活習慣や携帯ゲームなどに関して話があった。家族で星空を観るのも良い。

星槎天文部(大人)

8月20日(金曜)

星槎国際学園 湘南大磯校


 今夜は、月面木星の観測に参加させて頂いた。インターネット技術の発達と、更に近年はパンデミックの事もあって、今や電視観望の時代だと言われている。


 「博物館に通っていた中高生が、やがて中高年に成った後も探究を続ける」…私自身も、そうありたい。それにしても…あの強力な緑色のレーザーポインターって、どうやって入手するのだろう…?

星槎九州セミナー・教育社会学(教育学科今津教授)

8月21日(土曜)

星槎大学九州分局・星槎大学院


 昼間は福岡中央において、養護学校を中心とする支援教育の説明会に参加しました。夕方には大学院の教育演習を受講し、学校教育における重大な人権問題を考えました。青年前期は、自己と他者のidentityが不安定な発達段階である特性を理解した上で、一人だけで判断せず、周囲と情報を共有して、子供の内面的世界(心理状態)に着目する事が求められています。

星槎天空教室

8月26日(木曜)

星槎国際学園 湘南大磯校


 仕事の帰路、呑川から南天に(自分の誕生星でもある)蠍座が見えた…東京からは観えない事が多かったので、意外なタイミングで思い出が出来たかも知れない。


 その後、大急ぎで飲料を買って帰還し、主に木星土星の観測を拝観させて頂いた。水素などが凝縮した木星・土星は、太陽系の中でも早期に創成された木星型惑星であり、その径は地球の約10倍に達する。

星槎天文部

8月27日(金曜)


 現在の金星は、二酸化炭素が多く、硫酸(H2SO4)の雲に覆われた灼熱の星ですが、数十億年前までは、地球と同じような(大気・海洋)が存在し、植物などが暮らせる環境だったのかも知れない…とも考えられているそうです。昨年7月2日、北総に落下した習志野隕石などについても学習したよ!

発展研究科目プレガイダンス

9月5日(日曜)

星槎大学 共生科学部


 卒業研究(共生研究・卒業論文・卒業制作)を履修される学生諸氏への説明会が実施され、私は「卒業制作」を修得した卒業生として、体験談をプレゼンさせて頂いた。『私達は何故「卒業制作」を履修するべきなのか!?』と題したスライドも作成したが、勢いに乗じて喋り過ぎてしまったかも知れない(^^;

いずれにせよ、卒業後も母校のお役に立てるならば本望ですm(_ _)m


 午後は「絵本研究会」に移動!

星槎横浜絵本研究会

9月5日(日曜)

横浜関内 星槎大学院


 今季から「絵本研究会」に参加させて頂く事になり、本日はEric Carle(米1929~2021)様の絵本を拝読致しました。詩歌的な押韻、原著(教育的)と日本語訳(文学的)で異なる表現、多様性の肯定、そして「お互いを見ている」という暖かい関心…など、多くの事を学ばせて頂きました。英語での朗読には、原著ならではの安らぎを感じられますね^^

星槎天文部

9月10日(金曜)


 太陽は気体なので、緯度によって自転速度が異なります。それを示す黒点群は、約11年(22年)周期で増減・大小しています。


 秋のは南中高度が低く、大気の影響で赤く観える事があります。今季は月と金星が接近しており、金星蝕が見られるかもです。


 ペガスス座の大四辺形が目立つ季節になって来ましたね。地軸の歳差によって、春の太陽が位置する春分点は、牡羊座から魚座へと変化しており、例えば縄文時代の星空には、今とは異なる光景が広がっていたようです。

地域感謝祭2021

9月12日(日曜)

東京大森 池上町


 今月は心霊現象を題材とした映画上映会を拝観させて頂き、心理学やspiritualへの思索を深めました。また、地元の寺院にて講話・祈願式が催行され、心身の健康に努めて免疫を高めると共に、細菌戦の収束を神仏にお祈り申し上げました、合掌…!

星槎九州分局演習(代表取締役北原講師・共生科学部古川講師)

9月25日(土曜)

福岡中央校


 今日はまず、昼間に起業・副業セミナーを伺った。大企業も副業を容認するなど、本業との区別が曖昧になりつつあるかも知れない。


 やる気を引き出す教育を授受し、稼ぐ以上の目標を描き、具体的には好き・得意という二つの軸から、自分に合った仕事を見付けたい。単価は安いが、インターネット・フリーランスも試行する価値あり!

教育演習(共生科学部佐々木教授)

星槎大学院


 今宵は国際政治学に必要な、正しき情報の扱い方を学びました。


 虚報(フェイクニュース)の起源は、古代ローマ文明にまで(さかのぼ)るそうです。19世紀プロイセン王国・ドイツ帝国ビスマルク首相によると、人間が最も妄語を騙ってしまうのは、

・狩りの後(獲物を大きく見せたがる)

・戦争の最中(戦果の誇示)

・選挙の前(当選するために偽りの約束)

こういう時のようです。


 言論の自由は大切ですが、近年は極端な陰謀論などが横行しております。インターネットで同じような極論ばかりを聴き続けてしまう「フィルターバブル・エコーチェンバー」という状態が、いわゆるインフォデミックを引き起こしています。


 「信じるか否か」が政治を左右するpost真実の時代において、大切なのは新聞教育です。社説が正反対の新聞を読み比べるような経験を通して、何が事実か見極める眼を養いたいですね。子供だけでなく、私達大人も!


 ありがとう御座いました、敬礼。

星槎大学 校友総会

9月26日(日曜)

横浜市中区関内


 同窓会もインターネットで開催する時代になってしまったが、全国各地の遠方からも気軽に参加できるのは良いと思う。来年10月には「校友会10周年記念講演」が予定されている模様。


 卒業後も…いや卒業したからこそ「共生社会創造の目的のために、絶えず学び続ける意欲を持つ」という精神(学位授与の方針)を実践して生きよ!

教育相談室

9月29日(水曜)

新宿淀橋 高田馬場


 今月も神田川にて、子供の人権問題に関する学習会です。


・自己肯定と他者尊重は両立する。

・日本人は家族スケールでも「愚息」など謙遜を尊ぶが、我が子を褒めるのも大切。

・子供を一日ずっと観察していれば、その興味関心が見えて来る。

・欠点を長所に変え、社会性に適合し得る主体性を育む。

・「性格」と「習慣」は別であり、習慣は親子で改善できる。

・ライバルに対しても祝福の心を持つ事で、自分自身も楽しく成功する事を望める。

・良くも悪くもコンピューターが教育にも浸透しつつある今、人間は機械にできない事をすべき。

・読書の秋、携帯画面ばかり見ず本を読む


 そして、何事においても正しき心私は(I)できる(can)と積極的思考を抱く事が大切です。信仰を尊ぶ立場から申し上げるならば、それは神仏の御加護を信ずるという事でもあります。

天文部

10月8日(金曜)

湘南大磯校


 水星の内部は冷却化しつつあり、火山などの内作用が見られない。

金星火星は、活発ではないが火山あり。


 木星の第一衛星イオには、最も盛んな活火山がある。

土星の最大衛星タイタンでは、水分を含む大気があるけれど、地表を流れる液体はメタンである。

天文部

10月22日(金曜)

湘南大磯校


 月の軌道は白道と呼ばれ、1か月で西→東に公転している。

天文部

11月12日(金曜)

信濃 小海


 牡牛座エンケ流星群が降り注ぐ中、八ヶ岳北麓の小海(こうみ)から映像中継。

星槎天文部

11月19日(金曜)

星槎国際学園 湘南大磯校


 今日は東の空に部分月蝕、私達の家からも良く見られたよ!

星槎天文部

11月26日(金曜)

星槎大学 箱根仙石原校


 今日は、箱根仙石原から昇る星空を観測しました。これから見られる牡牛座プレアデス散開星団は、フランスの天文学者メシエ(1730~1817)が記録した星雲・星団・銀河の一つに数えられています。来月はこの校舎で、双子流星群の合宿を決行予定です!

横浜絵本研究会

11月28日(日曜)

横浜市 中区 関内


 今回は「木」に関する絵本を拝読致しました。


ムナーリ『木をかこう』

 私達が樹木を如何に認識しているか、例えば根を描くか…という観点から、曙杉(メタセコイア)(落葉針葉樹)の話にも広がりました。太古の時代(新生代新第三紀)に日本列島を覆いながらも絶滅し、昭和の戦後復興と共に、再び我が国に蘇った曙杉には、関わった方々の数だけ物語が存在します。


マシソン『さわってごらん!ふしぎなふしぎなまほうの木』

 読者が物語に働き掛け、参加できる絵本です。児童心理に良いとも言われております。


小野木 学『かたあしだちょうのエルフ』

 生命の象徴である青色が効果的に用いられ、そのに込められた思想は…戦争で亡くなった、多くの若者。彼らの願いは、次代を生きる子供達の幸せ…。


Silverstein『おおきな木』

 同じ絵本にも色々な捉え方があり、年齢によって感想も異なります。最期の頁は、全てが終わった末に男性(の)を受け容れる木…即ち「嘆きの聖母像(Pieta)」を暗示しているのかも知れません。


 ありがとう御座いました^^


11月29日(月曜)

千葉市 美浜区 海浜幕張


 お世話になっている方々の映像制作を支援するため、東京湾の幕張で、お手伝いの仕事に参加させて頂きました!

神仏に感謝です^^

「現地に早く着いたので、こちらで朝の一杯を頂こうと思います^^」
 疲れたけれども、貴重な経験ができた。

折角ここまで来たので、幕張のお店で御飯を食べよう。


「か…辛いけど、美味しい」

九州分局演習(心理学)

12月4日(土曜)

福岡市 中央区


 美術・情報科の教諭を務め、現在も音楽活動を続けながら、心理学を探究されている大学講師の講座に参加。斯様な生き方を「芸術心理学」とでも言うのかも知れない。テーマは「自己開発」及び「準備力」「問題解決力」。


美術からの自己発見

 有名歌手のようなサインを自作する授業を通して、自分への理解を深める取り組み。


準備力

 何事においても目標の設定、そのため充分に用意する能力が重要。各人の得意な方法で組み立てると良い。


自己変革の輪

 「苦手な事」→「具体的に何が」→「目標」→「目的」→「他の方法」を順に図示し、目標・目的を達成するために何ができるか再考し、問題解決を試みる。


ヘルプとサポート

 手段を教え、自力解決できるよう導く教育が望ましい。


教育演習(国際関係)

横浜市 中区 関内


 アジア太平洋戦争のフィリピンでは、激戦地のレイテ島(1944)など、多大な人命が犠牲になった。そうした歴史を踏まえた国際協力として、保健医療への支援が行われている。


 「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は、我が国の政府開発援助で最も画期的と言われ、自治体・非政府組織を直接支援できる。その事例として、フィリピン大学医学部レイテ健康科学校が挙げられる。このレイテ分校は、医療を必要としている貧しい農村から入学者を選抜し、卒業後に地域社会の健康を支える医者を養成している。


 インフラ建設では「一帯一路」を進める中共との競合もあり得るが、日比関係は基本的に良好。このほか、ミンダナオ島にはムスリムが多く、内戦を経験した。フィリピンは深刻な麻薬問題を抱え、政権は武力で強硬に取り締まっている。途上国の問題を、先進国の基準だけで解決するのは難しく、バランスある外交が求められる。


天文部

12月10日(金曜)

湘南大磯校


 金星は左→右に満ち欠ける。

木星(イオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト)や土星(タイタン・レア)の衛星を覚えておきたい。


オリオン座

 赤色超巨星ベテルギウスは、間も無く超新星爆発しても不思議ではないが、約430光年離れているので、爆発してから地球で観測されるまで430年掛かる。

メシエ42オリオン大星雲(散光星雲)や、馬頭暗黒星雲もある。


牡牛座

 M45プレアデス散開星団のほか、M1蟹星雲がある。

蟹星雲は、藤原定家明月記』(鎌倉初期)や中華天文書の記録から、平安時代・北宋の1054(天喜二)年に爆発が観測された超新星残骸と考えられ、中心部には中性子星(パルサー)がある。

「地球を包む愛」

12月14日(火曜)


 雨降る箱根・大磯から帰った後、次の予定のため、急北上して埼玉に寄って来ました。

大都市だけど、雲の合間から明るい流れ星が見られたよ!


九州分局演習(教育)

12月18日(土曜)

福岡市 中央区


 星槎大学 共生科学部には、約5000人が在学している。

通信教育のメリットは、学費が非常に安く、仕事や他校とも両立し得る点であり、現職教員が在籍・学修している例も珍しくない。

更に、去年~今年のような、外出を制限される非常事態でも、通信制なら学び続ける環境が整っている。


 通信教育を修める上で大切なのは、日常生活の中で、少しでも多く勉強時間を確保する事。

そして、共に学ぶ仲間を作り、有用な情報を得る事で、効率的な単位修得を期待できる。

(ネットに過去問が上がっていたり…)


 今週は冬至、そしてクリスマスだね^^

天文部

12月24日(金曜)

湘南大磯校


 が左←右に満ち欠けるのとは逆に、金星の満ち欠けは左→右に変化する。


 夕方の西空に、水星が見える時季になって来た。

今なら更に、赤いレナード彗星も観測できる。


 流れ星の素材であるスターダストは、太陽・地球に接近する彗星から供給されるが、太陽の熱で溶解・蒸発している彗星は、次第に小さくなり、軌道に発生させるダストも少なくなる。

数万年ほど経つと、現在のような流星群は見られなくなり、残ったダストは「散在流星」に成るかも知れない。


 双子流星群の母天体パエトンは、彗星と似た性質の小惑星であり、彗星が乾いて小惑星に変化したような状態。

パエトンの内部には、まだ彗星の成分が残っているかも知れないので、もしパエトンの表層面が破砕されたりしたら、再び彗星に若返るかも…?

聖降誕祭 燭火(しょっか)礼拝「闇に輝く光」

12月24日(金曜)

東京 蒲田


 今年の冬至は22日(水曜)でしたが、古代ヨーロッパ(4世紀のローマ帝国)においては、24~25日が冬至であり、これがクリスマスの起源です。

冬至は、一年間で最も太陽エネルギーが少ない…つまり、世界(北半球)が最も闇夜に満ちる時です。

だからこそ、闇の中に輝く光、救世主の誕生に想いを馳せる日なのです。


 願望が叶った時だけでなく、混迷・苦難の時こそ、神愛・感謝の心を忘れずに。

天主に栄光を、あなたに祝福を…!

 今年も、大切な思い出をありがとう^^

「なぜ社会人は学ぶか」

1月9日(日曜)

横浜市 中区 関内


 新年の大学院では、学ばれている方々の研究発表が行われました。


看護教育(教育修士)

 看護専門学校の教員を務めながら、大学院で研究。

専門学校での臨床実習を通して、学生の看護倫理を調査。

卒業後も、武庫川(むこがわ)(大阪湾)で看護学博士を目指す。


理科教育(教育専門職修士)

 高等学校で理科教諭を務める研究員。

化学基礎」科目において、従来の黒板だけでなく、粒子模型モデルなどを用いて理解を深め、生徒の科学的思考力を育成。


人権教育(教育博士課程)

 大学講師を務めながら、人権教育を「語部(かたりべ)」的な観点で読み解く。

教官と切磋琢磨しながら、博士論文の完成を目指す!


 問題を発見し、先行研究の検討を通して、自ら取り組みべき課題を深め、絶えず学び続ける姿勢が大切です。

研究者諸氏の御尽力に、敬礼!

天文部

1月14日(金曜)

湘南大磯校


 竜座四分儀流星群は、母天体不明。

地球の自転地軸は、周期2万6000年の歳差運動で向きを変えており、約4600~4700年前(エジプト古王国)は、竜座の首星トゥーバンが北極星だった

そして1万2000年後には、琴座の織姫星ベガが北極星になる


 大犬座のシリウス(天狼星)は、地球に最も近く(8.6光年)最も明るい恒星。

冬は、大陸からの強い風で大気が揺れるので、星光も微動して見える。

自然科学教育(生物学史)

2月2日(水曜)

東京下谷 上野恩賜公園


 私が中学生の時からお世話になっている国立科学博物館において、自然科学の考え方を社会に伝達する「科学コミュニケーション」講座が開かれ、私も出席させて頂きました!


 文科系の生徒にも、理科が好きな人は少なくないが、中学以降、難解で実用性に乏しい暗記教科のように捉えられてしまう傾向がある。

自然科学の可能性と限界を認識し、精神的にも豊かな生活を実現するため、異分野の人々と科学リテラシー(使える知識)を共有する双方向コミュニケーションの促進が求められる。


 そうした科学教育の具体例は、生涯学習など色々あるが、三つのモデルに分けられる。


欠如モデル 自然科学研究者(専門家)が一般人に教える一方通行の科学教育で、展示解説などが含まれる。


対話モデル 双方向のコミュニケーションで科学文化に触れるイベント、「サイエンスカフェ」や「科学の祭典」などが挙げられる。


参画モデル 一般人が科学的なテーマについて思考・判断・行動する、市民科学やサイエンスショップなど。

特に交通事故・遺伝子組み換え・原子力発電・伝染病・副作用など、科学者だけでは決められない議題に対して、自ら考えて判断する「リスクコミュニケーション」が重要!

リスクは確率であり、どの程度のリスクなら許容できるか、どこまで安全性を高めれば安心できるか、これには科学的な「唯一の正解」を導くのが難しく、市民の世論によって決まる。

リスク判断に関して、自然科学の限界(科学技術万能神話の否定)を認識し、決定に至るプロセスを重視。


 自然科学への「好き」よりも深い「関心」を持って頂く事が、科学教育の大切な目的。

参加者のニーズを把握する。

科学教育(宇宙電気工学)

2月3日(木曜)

東京下谷 上野恩賜公園


 科学教育セミナー二日目は、電気工学・宇宙工学の研究者による科学教育の実例を学びました。

多忙な研究の中で、教育に関わる機会を確保するのは大変です。


 具体例としては、


・電波受信による噴火・地震の探知

・太陽光圧で宇宙を航行するソーラーセイル(宇宙ヨット)の世界初(着想から100年後)実現

宇宙太陽光発電システム(高度3万6000km)の開発


などが挙げられます。

ありがとう御座いました!

天文部

2月11日(金曜)

湘南大磯


 2019年に停滞した太陽黒点活動が、2021年から再び活性化している。

しかし近年は、極大期も黒点数が少なくなっており、地球は寒冷化するのかも知れないし、回復して温暖化するかも知れない。


 古気候の調査には、文献史料記録だけでは年代が短いので、年輪南極氷床も用いる。

太陽活動による気候の温暖化・寒冷化は、文明の盛衰に影響を与えて来たと思われるが、資料が限られているので、因果関係を完全に立証するのは難しい。


 冬の南天には、シリウスの次に明るいアルゴー竜骨座カノープス(中華道教の南極寿老星)が地平線に見える。

白色超巨星だが、光の波長が地球の大気に乱されるので、橙色に見える。

光の屈折により、関東以北で見える事もあるが、北京では見えないw


 太陽系に最も近い恒星はケンタウルス座アルファ(4.4光年)、遠い恒星は白鳥座デネブ(3200光年)など。


クレーター年代学

 月のクレーターは、広大な所ほど古い。

従って古い年代に、大きな微惑星が衝突していた。

その後、玄武溶岩の「海」が出来た頃には、月に落下する隕石は少なくなっていた。

教育相談室

2月17日(木曜)

淀橋 高田馬場


 学校内暴力(犯罪である!)を抑止・解決する手段として、監視カメラや警察の活用を、我が国も積極的に導入すべき!

弱者の心理を理解せんとする共感性の涵養、保護者への対応なども重要。


 「自分の体に感謝する課題」で、人間性を向上させる取り組みも。

 天主は「水族館長」の如き御存在であり、あらゆる生命、多様なる人間の存在を肯定されております。

そう信じ、そのために行動したい者です。

amen

天文部

2月25日(金曜)

湘南大磯


 22日(火曜)、鹿島(なだ)の上空に火球が目撃された。

地球軌道に接近する、アポロ型グループ小惑星の流星か?


 「冬の大三角」(天の川)内にある一角獣座(ユニコーン)は、17世紀に設けられた新しい星座。

天文部

3月11日(金曜)

湘南大磯


 ブラックホールは、2~3種類に分けられると考えられています。


恒星質量ブラックホール 太陽質量30倍以上の恒星が、超新星爆発して生じる。


大質量ブラックホール 銀河の中心にあり、恒星より数十万~数十億倍の重さがある。


 両者の中間に当たる「中間質量ブラックホール」は、あまり見付かっていません。

教育演習 国語支援

3月5日(土曜)

横浜市 中区 関内


 本日の大学院では、小学校の「読書感想文」を例に、文章の作り方、子供達への支援を学ばせて頂きました。


 作文の質を向上させるには、対象に関する一定の知識が求められます。

従って、粗筋(あらすじ)を書けるだけでも、立派な一歩です。
そこから重要な場面を探し、主題を読み解けると良いです。


 「序論・本論・結論」という3段階の構造は、感想文だけでなく物語・説明文、そして論文にも共通して適用できる構成です。

説明文は、結論を最後に述べる「尾括型」、初めに宣言する「頭括型」、序論・結論の両方に書く「双括型」に分けられます。


 登場人物の声を演じて欲しい配役を考えたり、筆者に成り切って独自の結末を考えたりすると、執筆する話題が広がります。

作文の読み手という他者視点(meta認知)を意識できると、より分かり易い文章を書けます。


 御自分の得意な書き方を膨らませながら、文章を完成させましょうね^^

教育・福祉の最前線から語り継ぐ東北大震災

3月6日(日曜)

陸中宮古・大槌(おおつち)・釜石・陸前石巻・横浜青葉


 奥州を襲った東北太平洋沖地震(2011)に際して、岩手県宮古市・大槌町・釜石市・宮城県石巻市の各現場で奮闘された方々の経験に学び、今後の防災対策を考える講演を拝聴させて頂きました。


(宮古湾・大槌湾・釜石湾・石巻湾は、津波の被災を受け易いリアス海岸です)


④宮古市の障碍福祉(高屋敷氏) 災害弱者の生活を地域全体で支える体制の構築は、震災という特別な有事に限らず、平時においても継続すべき取り組み。

被災者の安全・安心・安定化を促進する「心理的応急措置」の活動。

最低でも3日間を生き抜く衣食住の備えがあれば、援軍到着まで間に合う!


②大槌の復興(三浦副校長) 非常事態の最中で「我慢する力」を身に付けた。

合同仮設校舎での学校再開の経験が、小中一貫町立学園の実現に活かされた。


①釜石の軌跡(加藤校長) 子供達の命を救ったのは…津波防災教育、先達からの伝承(波が退き底が見えれば大津波、各自一人で高台に逃げる)、心の引き出し、地域などの絆、真摯に授業する先生方の知恵・努力であった。


③石巻の避難所運営(岩佐校長) 高齢者・障碍者等を対象とするバリアフリーな福祉避難所(災害弱者施設)は、阪神(1995)・新潟中越(2004)・中越沖(2007)・東北(2011)・熊本(2016)の各震災で開設されて来た。

備蓄は3日だけでは厳しい場合あり、できれば1週間程度を用意して置きたい。

ウィルス対策テントの準備など、今後は伝染病予防も重要な時局になっている。


 ありがとう御座いましたm(_ _)m

天文部

3月25日(金曜)

湘南大磯


 ブラックホールの存在を確かめる手法には、光子球重力波があります。


・乙女座銀河団のメシエ87楕円銀河(5500万光年)中心に位置する大質量ブラックホール、その外周から飛来した光(光子球)を観測(2019)。


・約14億年前、2個のブラックホール(恒星質量?)が衝突した時の、巨大な重力による空間の歪みを、重力波として観測(2015)。

 今年度の天文部は、これにて終了です。

ありがとう御座いました!

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登場人物紹介

 地球研究会は、國學院高等学校地学部を母体とし、その部長を務めた卒業生らによって、2007(平成十九)年に「地球研究機構・國學院大学地球研究会」として創立された。

國學院大学においては、博物館見学や展示会、年2回(前期・後期)の会報誌制作など積極的な活動に尽力すると共に、従来の学生自治会を改革するべく、志を同じくする東方研究会政治研究会と連合して「自由学生会議」を結成していた。


 主たる参加者が國學院大学を卒業・離籍した後も、法政大学星槎大学など様々な舞台を踏破しながら、探究を継続している。

ここ「NOVEL DAYS」では、同人サークル「スライダーの会」が、地球研究会の投稿アカウントを兼任している。

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