第1章 第6話

文字数 428文字

「おーー、久しぶりじゃん、真琴ちゃん、それに滝沢!」

「鬼沢君… 久しぶりだね、どうしてたんだい?」

「ふんっ 大学なんて行ってられっかよ。毎日楽しくやってるぜ。で? 滝沢、受験はどーだったよ」

「ああ、お陰様で、島田先生の大学に入れたよ」

「…ふんっ ま、頑張って同じ大学入ってもお前なんかすぐ真琴ちゃんにフラれちまうんじゃね? 真琴ちゃんさあ、こんなヤツより俺と付き合いなよー」

「お断りします」

「んだよ、冷えなあ。こんな草食系の奴より俺の方がいいよっ こんなのと付き合ってたら真琴ちゃんいつまで経っても処女だよっ いひひひひ」

「修君。行きましょう。何て下劣な男」

「いーじゃん、俺のことフったんだからさ、せめて処女くらい俺にちょーだいよっ ひひひひ」

「鬼沢君。勘弁してくれないか。もう行くね、行こう島田さん」

「ちょ、待てや童貞クン、何チョーシ乗ってんの? 童貞のくせによっ」

「彼は童貞ではありません」

「ハアー?」

「何故なら、彼の子供が、私のお腹にいるからです!」
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