オクタゴン 導入フェイズ

文字数 914文字

・シーン1 オクタゴン
 この導入は、マスターシーンになります。
 GMは次のナレーションを読み上げてください。
「壁一面にけばけばしい模様の塗られた、八角形の大きな部屋。その場所に倒れ伏す8人の人間。もし誰かがこの場を見たら、その異様さに戦慄するだろう。なぜなら8人のうち7人の顔は……」
「八つの部屋。何のために、あなたはここにいるのだろう?八人のあなた。目の前にいるあなたは、本当にあなたなのか?七つの色。色がないのは、誰だ?そして、一つの、あるいは無数の破局。マルチジャンル・ホラーRPG インセイン「オクタゴン」 誰もが心に狂気(インセイン)を抱えている……」
・シーン2 覚醒
 このシーンはマスターシーンです。
 PCたちは目を覚まし、次々に起き上がります。PCたちの目に飛び込んできたのは、自分と全く同じ顔をした6人(PC②は7人)の人物たちです。誰か声を上げたら、その声も自分と同じものです。PC全員に、《情景》で恐怖判定を行わせてください。
 その後、各PCに自己紹介を行ってもらいます(全員同じ名前を名乗るはずです。ただし、PC②の名前はプレイヤーの発言として名乗らせてください)。この時、ある程度PC同士で会話させるとよいでしょう。そして、PC①のひとり(迷ったら、GMの右隣のプレイヤーに聞くのがよいでしょう)に今どんな格好で、何を身に着けているかを聞いてください。その場にいる全員、そのPC①が答えた格好になります(アイテムはそれぞれ異なっているでしょうが、鞄などは同じ物をもっています。)。通信端末をもっている場合、圏外で外部との連絡は取れません。
 しばらくすると、「現在午前0時です。あなたたち7人はこれから24時間、この施設で共同生活を行っていただきます。台座の上のバッジは7人ひとりひとり大切に身に着けてください。24時間後に中央広間にご集合ください。あなたたち全員を安全にご自宅にお帰しいたします」というアナウンスが放送されます。PCたちがアナウンスに対し何か呼びかけても、何の反応も返ってきません。
 ここでGMは「八角形の部屋」「バッジ」のハンドアウトを公開してください。これで導入フェイズは終了です。
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