オクタゴン 概略

文字数 1,456文字

タイプ:特殊型
リミット:12÷PC数
プレイヤー人数:2~4人(2人ならアビリティ+1つ)
プライズ:バッジ(7つ)、緑褐色の果実(4つ)、超次元転送機、シガーパンチ
シナリオの舞台

 このシナリオは、「本当は怖い現代日本」と「繰り返される惨劇」のセッティングを使用したシナリオです。このシナリオでは、これらに加え、「狂騒の二〇年代」「暗黒のヴィクトリア」のワールドアビリティを使用できるものとします。別種のワールドアビリティを組み合わせてもかまいません。ただし、「まとめサイト」「アビエイター」は禁止してください。

 このシナリオでは、シーン表を使用しません。シーンプレイヤーは、「場所」と明言されているハンドアウトから、そのシーンの舞台となる場所を選んでください。

 GMはPC①-Bに【奇妙な欲求】を、PC①-Cに「シガーパンチ」のハンドアウトと【秘密】を、PC①-Dに「超次元転送機」のハンドアウトと【秘密】を、PC②に【疎外感】を、それぞれこっそり見せてください。

背景

 ある平行世界では平行世界間の観測と世界移動に成功し、別の平行世界を探査する「時空間調査プロジェクト」という研究チームが設立されました(この技術・組織がその世界で公になっているかどうかは、PC①-Dに決めさせてください)。彼らは自分たちの目的のために様々な実験を行い、研究施設のひとつとしてある建物が建造されました。プロジェクトは今回、「平行世界の同一人物が、閉鎖空間でどのような心理状態に陥るか」を実験するためにこの建物を利用します。

 PC①-Dはプロジェクトの一員として、閉鎖されたこの建物内に据え付けられた超次元転送機で平行世界の自分を6人呼び出しました。しかし、この超次元転送機の「呼び出す対象がその平行世界に存在しなければ、最も近い立場の存在を呼び出す」という性質により、PC①になりきったPC②とPC③(PC①-B)が呼び出されてしまいます。

 一方そのころ、別の平行世界における「平行世界の植民地化を掲げる超国家機関」はその平行世界の実験を観測します。歴史を変えると目される存在である彼らを洗脳または殺害し、それぞれの平行世界を自分たちの世界に近づけるため、スパイとしてPC①-Cをその建物に送り込みます。

 PCたちは世界移動の衝撃により、一時的に意識を失います。彼らが目を覚ましたところからセッションは始まります。

狂気

 『インセイン』から【疑心暗鬼】【いきすぎた想い】【闇からの祝福】【異性への恐怖】【陰謀論】【頑迷】を、『デッドループ』から【恐怖の関連づけ】【なぜ自分だけ?】【予知夢】【愚行】【暴露】【かんしゃく】【敵か味方か】【虚無感】【望郷】【未視感】を1枚ずつ用意してください。そしてシャッフルし、プレイヤー人数×4枚の山札を作ります。

 また初期狂気として、【奇妙な欲求】をPC①-Bに、【疎外感】をPC②に渡してください。ただし、PC①-B、PC②がNPCであった場合、手元に伏せておきます。その場合、プレイヤーに「この【狂気】はNPCの誰かが持っている。誰が持っているかはわからない」と説明してください。

特殊ルール

 PCとNPCは、PC②を除いて全員同じ名前、同じ外見、同じ年齢です。PC①がどのような容貌、名前のキャラクターであるかは、プレイヤー同士で話し合って決めてください。悩むようなら、名前表を振って決めるのもよいでしょう。

 今回PCとして選ばれなかったPCはNPCとします。データ上はエネミーとして扱います。

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登場人物紹介

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