感謝祭には帰るから プレイヤーハンドアウト

文字数 2,066文字

 「PC①」の【秘密】を誰かが獲得したら「果樹園」を公開。

 「PC②」の【秘密】を誰かが獲得したら「恐怖の輪」「黒い板」を公開。

 「PC③」の【秘密】を誰かが獲得したら「恐怖の輪」を公開。

 「PC④」の【秘密】を誰かが獲得したら「フルーツ」「果樹園」を公開。

 「エージェント・カオスソーサラー」の【秘密】を誰かが獲得したら「新兵器」を公開。

 3サイクル目開始時点で「民族優越主義団体」を公開。

PC①

あなたはこの工場の工場長である。従業員たちが日々製品を作り、業者に納品することを監督していくのがあなたの仕事だ。家にいる配偶者と子供たちも、養っていかなければならない。あなたの【使命】は、職場で仲間と充実した仕事を行っていくことである。
あなたは異識【夢のお告げ】を修得している。これには功績点は必要ない。

【秘密】 ショック:なし

あなたはいつも思い浮かべている……果樹園を見回り、剪定や収穫を行っている自分、日の当たる場所で「本来の仲間」と泥まみれになりながら植物と触れ合う自分を。それがなぜ、このような閉じた場所で、機械油と排煙の悪臭を嗅ぎながら事務仕事をしているのか?工業を貶めるわけではないが、自分の職場はここではない気がする。充実した仕事なんて、この職場ではできない!
あなたは「果樹園」を調査判定の対象にすることができる。

PC②

あなたはこの工場の新米整備工である。工場で高品質の製品を滞りなく作れるよう、機械を整備するのがあなたの仕事だ。そのためにはもっとよく工場のことを把握しておく必要がある。あなたの【使命】は、「工場の製品」「取引業者」の【秘密】を獲得することである。

【秘密】 ショック:「恐怖の輪」の【秘密】を持たないPC

あなたは多世界侵略機構「征服者」のスパイである。この「恐怖の輪」なる小世界の工場で行われている作業、作られている製品、および従業員や取引先の素性を見聞きし、上司に報告するのがあなたの本当の仕事だ。あなたの【本当の使命】は、「黒い服を着た男たち」または「新兵器」の【秘密】を獲得したのち、この世界から逐電することである。
あなたは「狂騒の二〇年代」のワールドアビリティを修得できない。また、あなたは「恐怖の輪」の【秘密】、およびプライズ「黒い板」を持っている。黒い板は上司と連絡を取るための通信機器である。

PC③

あなたはこの工場のベテラン工員である。工場で高品質の製品を作ることがあなたの仕事だ。あなたの【使命】は、日々の仕事を滞りなくこなしていくことである。

【秘密】 ショック:「恐怖の輪」の【秘密】を持たないPC

この工場とその周辺地域は、並行世界隠蔽組織「黒い服を着た男たち」の所有する小世界「恐怖の輪」である。PC①は多くの並行世界を揺るがしかねない危険な存在らしいので、この工場の工場長であるという洗脳が施され、この恐怖の輪に幽閉されている。あなたは黒い服を着た男たちから、PC①を監視する仕事を委託されている。あなたの【本当の使命】は、PC①を恐怖の輪から出さないことである。
あなたは「工場の製品」「恐怖の輪」の【秘密】を持っている。

PC④

あなたはこの工場の事務員である。が、あなたは工場長のPC①に惚れている。周囲にはひた隠しにしている(つもりだ)が、いずれは配偶者から寝取り、あなたのネンゴロにしたい。あなたの【使命】は、セッション終了時に、自分に対するPC①の【感情】を「愛情」にすることである。

【秘密】 ショック:「恐怖の輪」の【秘密】を持たないPC

この地域は比喩ではなく一つの小さな世界である。あなたとPC①は異世界の果樹園で幸福に暮らしてきたのだが、PC①は黒い服を着た男たちに攫われ、この世界に監禁されてしまった。あなたは時空を超え、PC①を救うため事務員として潜入したのだ。あなたの【本当の使命】は、PC①をこの地域から連れ出し、共に果樹園に帰ることである。
あなたはプライズ「フルーツ」2つとその【秘密】、および「果樹園」の【居所】と【秘密】を持っている。フルーツのハンドアウトは、いつでも他のPCに(全員にでも、誰か1人に密かにでも)見せてよい。
また、あなたは異識【祈り歌】を修得している。これには功績点は必要ない。

PC⑤

あなたはこの工場の工員である。現在あなたには大した金もコネもないが、誰かに取り入り、より良い生活をしたいと思っている。あなたの【使命】は、PCのうち1人の【使命】(【本当の使命】があるならそちら)を達成させ、生き残ることである。

【秘密】 ショック:全員

オマエは「偉大なる種族」と呼ばれる、時空を旅する精神寄生体である。今憑依している人物の住んでいるこの世界はどうもおかしい。ここに来る以前の記憶や技術をいまいち思い出せないし、何より別世界に移動できないのだ。逆に言えば、この世界の異常に関わるのは、オマエ達偉大なる種族が知りえない知識を手に入れるチャンスでもある。だからこそ誰かにすり寄って、より多くの知識を吸収する必要があるのだ。
《時間》で恐怖判定。

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