遺産:デッドループ導入型 プレイヤーハンドアウト

文字数 1,561文字

「聖なる戦棍」と「胎児」のハンドアウトは、それぞれを事前にPC②とPC④に見せておく。

PC①とPC④が別れた原因について、GMは両者のプレイヤーだけであらかじめ話し合いをさせてもよい。

「PC②」の【秘密】を誰かが獲得したら「聖なる戦棍」を公開。

「PC④」の【秘密】を誰かが獲得したら「胎児」を公開。

「ヴァイオレット・ターナー」か「リチャード・ヤング」の【秘密】の公開前に【憑依】が顕在化したら、「“遺産”」を公開。

「“遺産”」の【秘密】は特に長文なので、オフラインで遊ぶときはハンドアウトカードとは別紙に印刷するとよい。

「ヴァイオレット・ターナー」と「リチャード・ヤング」が戦闘を仕掛けられた場合、彼らは自動的に戦闘に敗北する。

PC① ●ハンドアウト変更なし

【秘密】 ショック:なし

あなたはPC④の【秘密】を持ち、PC④はあなたの【居所】を持っている。

そんなわけで、あなたにはPC④の現状についての責任がある。あなたの【本当の使命】は、「PC④の【本当の使命】を達成させる」か、「PC④を自分が泥をかぶらない形で殺害する」ことである。

プレイヤーはPC①の性別を男性として作成すること。

PC② ●『「アーカム連続首なし殺人事件」』を『「アーカム児童連続失踪事件」』に差し替え

【秘密】 ショック:【憑依】を持つPC

あなたはとある離散した先住民氏族の末裔だ。一族はかつて「燃ゆる丑(Ablaze Taurus)」という精霊を崇拝していたが、あなたの家族はリード氏の母親によって燃ゆる丑の生贄にされ、抹殺された。仇の女性も悲惨な最期を遂げたらしい。燃ゆる丑は関わる人全てを蝕む、滅ぼすべき呪いだ。祓い方はあなたの代でようやく完成した。チャンスは悪霊が氏族の誰かに再び宿った時だ。あなたの【本当の使命】は、「【憑依】が顕在化したPCを『聖なる戦棍』を持つ人物(自分でもよい)に殺害させる」ことである。

あなたはプライズ「聖なる戦棍」とその【秘密】を持っている。

PC③ ●ハンドアウト変更なし

【秘密】 ショック:全員。 《拷問》で恐怖判定

あなたは自民族至上主義団体の幹部だ。リード家が先住民との混血であることを知ったあなたは、リード氏を疎んで殺害し、川に捨てた。研究内容は先住民などに渡さず、あなたの名前で発表するつもりだ。

貴方の所属する団体は、他民族をリンチすることを奨励している。あなたは先住民の血を引くキャラクターを1人戦闘不能にするごとに、追加で1点の功績点を得る。

PC④ ●ハンドアウト変更なし

【秘密】 ショック:あなたに「愛情」を持っているPC

あなたは最近までPC①と交際していた…その結果、妊娠したことが分かった。育てるにしろ、医療措置を受けるにしろ、お金は必要だ。PC①が叔父の遺産を得ることを知ったあなたは、分け前を得ようとPC①の元へ転がり込んだ。あなたの【本当の使命】は、「『まとまった資産』またはその代替となるプライズを得た状態で生き残る」ことである。

「胎児」のハンドアウトを公開。

PC①はあなたの【秘密】を持ち、あなたはPC①の【居所】を持っている。プレイヤーはPC④の性別を女性として作成すること。

PC⑤ ●ハンドアウト変更なし

【秘密】 ショック:PC①、ヴァイオレット

あなたはステファン・リードの不義の子だ。それを知っているのはリード氏と母親、そしてあなただけである。出生の秘密を恨んだこともあるし、リード氏が他にも後ろ暗い行為を隠していることは感付いていたが、あなたにとってリード氏は温和で賢く、あなたとヴァイオレットの生き方を親身に応援してくれた人だった。実父の生きていた証を自分も持ちたい、あなたはそう強く願っている。あなたの【本当の使命】は、「リード氏の持っていたプライズを手に入れる」ことである。

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