ひとりふたり プレイヤー用表題

文字数 685文字

山の中で増えたのだ、一人ぼっちが増えたのだ。
だが今、そんなことは大したことじゃない。増えたところでどうしようもない。忍び込んだ怪物も、そうでない子羊たちも、ただひたすらに、悪意と悪意の狭間に磨り潰されるだけなのだ。
山の中で減ってゆく、一人、二人、あるいはもっと。

マルチジャンル・ホラーRPG インセイン「ひとりふたり

誰もが心に狂気(インセイン)を抱えている……。

このシナリオのPCには明確に「邪悪な心を持つ悪役」がいます。「善人をやりたい」と思っても、やれるかどうかはハンドアウトの秘密次第です。このシナリオは一応全員で使命を果たすこともできます……しかし、PCの心情がそれを許さないでしょう。
このシナリオは、3~5人用です。人数が4人の場合PC⑤を、人数が3人の場合PC④をNPCとします。
「本当は怖い現代日本」のセッティングを使用したシナリオです。
シナリオのリミット数は3です。
PC①

あなたはとある大学の小規模サークルの部長だ。あなたは他のPC全員に「友情」の【感情】を持っている。

PC②

あなたはとある大学の小規模サークルの新入部員だ。

PC③

あなたはとある大学の小規模サークルの新入部員だ。

PC④

あなたはとある大学の小規模サークルの顧問だ。

PC⑤

あなたはとある大学の小規模サークルの部員だ。

共通のハンドアウト

あなたを含む4人で山小屋にキャンプに行ったのだが、いつの間にか参加人数が5人に増えていた。その中の誰もに見覚えがあるのだが……。あたりも暗くなってきた。恐怖のあまりやみくもに逃げても遭難するだろう。あなたの【使命】は、この山から生きて脱出することである。

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