ひとりふたり 導入フェイズ

文字数 621文字

・シーン1 キャンプ中にふと気づく
PC全員の導入シーンになります。
 PCたちのサークルでキャンプに行こうという話が出て、都合がついたPCたちはとある山に行くことにします。電車とバスを乗り継ぎ、徒歩で目的地に向かいます。そこはキャンプ場ではありませんが、サークル仲間が所有する山小屋があります。
 昼ごろ現地に付き、飯盒炊爨だの、野外活動だのに興じているうちに夕方になります。山小屋に集合した時、PCたちは人数に関する違和感に気付き、全員で疑問点を話し始めます。それぞれの意見をまとめた結果、今回のキャンプに参加した人数は4人のはずで、今ここにいるのは5人だという結論となりました。そして、その顔の誰もに、「こいつはサークルメンバーで、今回のキャンプに最初から参加していた」という記憶があります。PC全員、《整理》で恐怖判定を行ってください。
 GMは次のナレーションを読み上げてください。
 「山の中で増えたのだ、一人ぼっちが増えたのだ。だが今、そんなことは大したことじゃない。増えたところでどうしようもない。忍び込んだ怪物も、そうでない子羊たちも、ただひたすらに、悪意と悪意の狭間に磨り潰されるだけなのだ。山の中で減ってゆく、一人、二人、あるいはもっと。マルチジャンル・ホラーRPG インセイン「ひとりふたり」 誰もが心に狂気(インセイン)を抱えている……」
 ここでGMは「山小屋の周囲」「この土地の妖怪伝承」のハンドアウトを公開してください。
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