オクタゴン シナリオハンドアウト

文字数 4,513文字

壁一面色とりどりに塗られた、八角形の大きな部屋。黄色、白、紫、緑、赤、青、黒に塗られた7つの扉がある。中央には台座のようなものがあり、7つのバッジが乗っている。

【秘密】 ショック:なし

拡散情報。扉がないと思っていた壁にも、よく見ると隠し扉があるようだ。また、台座の裏には「超次元転送機」と書いてある。
ハンドアウトに『隠し扉』『超次元転送機』が追加される。

バッジ

それぞれ黄色、白、紫、緑、赤、青、黒に塗られた、盾形の7つのバッジ。裏には小さい長方形の板を埋め込んだ形跡がある。マイクロチップだろうか?このプライズは全部で7つあり、同じシーンに登場しているキャラクターに任意に譲渡することができる。ただし、このプライズは獲得しても功績点を得ることはできない。このプライズに【秘密】はない。

黄のリビング

そこは壁も家具も、ほとんどの物が黄色く塗られたリビングであった。大きなソファー、テレビ、ゲーム機、CDプレーヤーが目につく。奥に上り階段とトイレがある。
この【秘密】は、黄のリビングを舞台にしているシーンでのみ調査できる。ただし、適切なゾーキングを行った後に《整理》の補助判定に成功すると、調査判定なしにこの【秘密】を獲得できる。

【秘密】 ショック:なし

拡散情報。1階の棚にヒュミドール(湿度・温度を一定に保つための葉巻の保存箱)とシガーカッターがある。甘く濃い芳香と旨味が特徴のブラジル葉だ。吸ってみてもよい。他には特に変わったところはない。
誰かと談笑するには最適の場所だ。以降、この場所では感情判定に+1の修正がつく。

白のダイニングキッチン

壁も床も家具も、何もかもが白くて目がちかちかする。ここはダイニングとキッチンのようだ。キッチンには大きな冷蔵庫がある。IHクッキングヒーターの上に大きな鍋が乗っている。
この場所には当然調理道具もある。包丁も何本かある。最初にこの場所を訪れたシーンプレイヤーは、「武器」を1つ獲得してもよい。
この【秘密】は、白のダイニングキッチンを舞台にしているシーンでのみ調査できる。ただし、適切なゾーキングを行った場合、この【秘密】を獲得できる。これは主要な行動とはみなさない。

【秘密】 ショック:なし

拡散情報。冷蔵庫は大きく、たくさんの食材や冷凍食品が入っている。棚の中にはレトルト食品もある。どう少なく見積もっても4日間は食事に困ることはない量だ。大きな鍋の中にはハッシュドビーフが入っている。食べてみてもよい。他には特に変わったところはない。
以降、この場所では《味》の判定に+2の修正がつく。

紫の図書館

紫色の内装と背の高い本棚、そして見渡す限りの本、本、本!ざっと見渡すだけでも地方図書館の半分ほどの蔵書はあろうか。奥に上り階段がある。
この場所では、技術分野と知識分野の判定に+1の修正がつく。
この【秘密】は、紫の図書館を舞台にしているシーンでのみ調査できる。

【秘密】 ショック:【秘密】に「平行世界」という単語が含まれていないキャラクター

部屋自体に特に変わったところはない。せいぜい2階のパソコンで閲覧できるインターネットに制限がかけられている程度だ。しかし、あなたはこの部屋から得られる情報に違和感を覚える。まるでここが自分の知っている世界ではないかのような情報だ。ここにはあなたと同姓同名の人物の著書もある。どうやら心理学の方面で有名なようだ。

緑の温室

強烈な熱気と湿気。一面に生い茂った熱帯植物。植物を支える針金も、壁も全部緑色だ。ここは温室のようだ。珍しい蘭や睡蓮が咲いている。階段を上ってバルコニーに行くこともできる。ガラス越しに外の風景が見える。どうやらこの建物はどこかの森の中にあるようだ。ガラスを壊そうと試みるなら、「八角形の施設」と戦闘を行うこと。
木が生い茂っており、視界が悪い。この場所では、知覚分野の判定に-1の修正がつく。

この【秘密】は、緑の温室を舞台にしているシーンでのみ調査できる。

【秘密】 ショック:なし

拡散情報。入口近くの木においしそうなフルーツが4つ生っている。調査判定の目標に『緑褐色の果実』が追加される。

赤の処刑場

あなたの目に飛び込んできたのは天井、壁、床すべてが赤い部屋と、大量の死体だ!事前に知らされずにこの光景を見たキャラクターは、《驚き》で恐怖判定を行う。
……馬鹿にしている!よく見ると、死体は全部作り物だ!周りを見渡すと、イミテーションの拷問器具や、血糊を塗りたくった模造武器なんかが転がっている。
この【秘密】は、赤の処刑場を舞台にしているシーンでのみ調査できる。ただし、適切なゾーキングを行った後に《整理》または《物理学》の補助判定に成功すると、調査判定なしにこの【秘密】を獲得できる。

【秘密】 ショック:なし

拡散情報。部屋の奥には折り畳み式の机や椅子、コンセントがある。拷問器具は最近運び込まれたものだ。ここは本来多目的室として使われていたのではないだろうか。
拷問器具はイミテーションとはいえ、使おうとすれば拷問器具として使えないこともない。以降、この場所では《拷問》の判定に+2の修正がつく。

青の大浴場

目前に広がったのは、あらゆるものが青く塗られた脱衣所。ずらりとロッカーが並んでいる。ガラス戸の奥には個人用のシャワールームと下り階段がある。
この【秘密】は、青の大浴場を舞台にしているシーンでのみ調査できる。ただし、適切なゾーキングを行った場合、この【秘密】を獲得できる。これは主要な行動とはみなさない。

【秘密】 ショック:なし

拡散情報。階段を下ると、青い壁、そしてとても大きな浴室が目に映る。公衆浴場よろしく電気風呂や打たせ湯、サウナと水風呂もある。普通に入れる。危険はない。なお、脱衣所、浴場共に男女で別れてはいないので、PC②とは時間をずらして入る必要がありそうだ。だが、ロッカーはどうやって開くんだろう?
風呂に入ると心が開放的になる。以降、この場所では、あなたにプラスの【感情】を持っているキャラクターに対する調査判定に+2の修正がつく。

黒の寝室

目に入った光景は壁も天井も床も真っ黒で、平衡感覚がおかしくなりそうだ。入った階に扉が4つ。奥に上り階段と下り階段がある。
この【秘密】は、黒の寝室を舞台にしているシーンでのみ調査できる。ただし、適切なゾーキングを行った場合、この【秘密】を獲得できる。これは主要な行動とはみなさない。

【秘密】 ショック:なし

拡散情報。下の階には緑、赤、青、黒の盾形のプレートが付いた扉と、「お手洗い」と書かれた扉。上の階には黄、白、紫の盾形のプレートが付いた扉と、プレートのついていない扉が1つ。バッジとプレートが対応して開くようになっている。すべての扉の中は真っ黒な寝室になっており、着替えや日用品が収納されている。目覚まし時計もある。洗面所もある。
救急箱もある。以降、この場所で回復判定を行った場合、「鎮痛剤」を1つ獲得する。

隠し扉

壁と同じ柄が塗られた扉。取っ手らしいものはなく、押しても引いても開きそうにない。それでも無理矢理扉をこじ開けようとするならば、「八角形の施設」と戦闘を行うこと。
PCとNPCは全員、「八角形の施設」の【居所】を獲得する。この扉に【秘密】はない。

緑褐色の果実

温室の入り口近くの木に生っていた、丸っこい果実。甘い匂いがする。
このプライズは全部で4つあり、同じシーンに登場しているキャラクターに任意に譲渡することができる。このプライズを食べたキャラクターは、緑褐色の果実の【秘密】を獲得する。

【秘密】 ショック:なし

拡散情報。これはスターアップルという熱帯で広く栽培されているアカテツ科の植物。果肉は白く、トロトロで甘いが、果皮は食べられない。果皮が紫の品種もある。
このプライズは「鎮痛剤」として扱い、使用すると失われる。このプライズを食べたキャラクターは、ただちにこのプライズを使用したものとして扱うこと。1個を2人以上で分けて食べた場合、アイテムとしての効果はなくなる。

超次元転送機

バッジの置いてあった台座。24時間かけて充電し、電力が貯まれば再起動する仕組みのようだ。充電が終わった時中央の部屋に集合すれば、あなた達を無事家に帰すという説明が書かれている。
PCたちは全員、クライマックスフェイズで自発的な脱落を行った際、またはエピローグに「あなたがここに来る前、最後に覚えている場所」に行くことができる。

【秘密】 ショック:【秘密】に「平行世界」という単語が含まれていないキャラクター

この機械はあなた達にとって未知の技術で作られている。これは、台座に乗せた何かと同一の存在(存在しなければ、最も近い立場の存在。例えばPC②とか)を平行世界から呼び出したり、送り出したりすることができる。別の世界の存在を確認しているなら、その世界にも行ける。
この秘密を知っているキャラクターは、「あなたが【秘密】【感情】のいずれかを持っているキャラクターが行ける場所と同じ世界の同じ場所」に行くこともできる。また、このプライズの所有者が自発的な脱落を妨害した場合、逃走判定に-2の修正がつき、さらに失敗したキャラクターは《物理学》で恐怖判定を行う。

シガーパンチ

細い円柱の形をしているカッター。葉巻の吸い口を作るときに使うもの。ギロチンカッターと比べ、吸い口が小さくなることで煙の味が濃くなり、葉屑が口の中に入らない。
このプライズは同じシーンに登場しているキャラクターに任意に譲渡することができる。

【秘密】 ショック:全員

これはポータル・オープナーという名前の、別の平行世界に渡るための装置である。一度使用されており、再使用には少々時間がかかるようだ。
このプライズの所有者は、クライマックスフェイズで自発的な脱落を行う際、またはエピローグに次の場所のいずれかに行くことができる。
「あなたの世界の、あなたの知っている場所」
「このプライズの最初の所有者の勤務先」
「あなたが【秘密】【感情】のいずれかを持っているキャラクターのいる場所の近く」

襲いかかってきた奴

PC①のひとりが襲われた。その傷口は獣の爪痕のようで、あたりには刺激臭が漂い、青い粘液が撒き散らされている。我々の知らない9人目が、この建物内にいるのだろうか?それとも、この中の誰かが、実は怪物なのだろうか?

【秘密】 ショック:この【秘密】を調査したキャラクター

拡散情報。オマエはここではない世界から、時空の歪みと生き物の匂いを嗅ぎ付けてこの場所にやってきた。オマエは常に飢え、見つけた獲物を必ず追跡する。オマエの【本当の使命】は、この建物内にいる8人の生き物を喰い殺すことだ。
クライマックスフェイズでオマエが勝者となった場合、戦果として現在シーンに登場しているキャラクターをすべて「死亡」させる。この時、対象は「攻撃」を行うことができない。
ただし、中央の部屋にある台座から発生する時空の歪みが、オマエを責め苛む。オマエはバッティング時、戦闘ラウンドの終了時、戦闘で敗者となった場合に、通常の処理に加えて8点のダメージを受ける。

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