ひとりふたり プレイヤーハンドアウト

文字数 2,837文字

 「PC④」の【秘密】を誰かが獲得したら「身魂自在悪趣祭文」を公開。
 「PC⑤」の【秘密】を誰かが獲得したら「PC⑤が忘れた記憶」を公開。
 「血涙を流し続ける女」の【居所】を誰かが獲得したら「森の中」を公開。
 誰かが「町井康代の【居所】を調査したい」と言い出したら、受理すること。実際に獲得した場合、「森の中」を公開。
PC①

推奨:大学生 あなたはとある大学の小規模サークルの部長だ。あなたを含む4人で山小屋にキャンプに行ったのだが、いつの間にか参加人数が5人に増えていた。その中の誰もに見覚えがあるのだが……。あたりも暗くなってきた。恐怖のあまりやみくもに逃げても遭難するだろう。あなたの【使命】は、この山から生きて脱出することである。
あなたは他のPC全員に「友情」の【感情】を持っている。

【秘密】 ショック:あなたにプラスの【感情】を持つPC

あなたはこのサークルを猥褻な欲望のために利用している。元部員たちを次々と毒牙にかけた事実は自力で揉み消してきた。次のターゲットは新入部員だ。あなたの【本当の使命】は、PC④以外のキャラクターに自分への「友情」以外のプラスの【感情】を獲得させ、その人物を対象とした《官能》判定を2回以上成功させることである。
あなたは他のPC全員に「侮蔑」の【感情】を持っている。これは後天的に変更されない(変更したと偽ってもよい)。また、あなたはPC④にあなたの【秘密】を握られている。

PC② 推奨:大学生

あなたはとある大学の小規模サークルの新入部員だ。あなたを含む4人で山小屋にキャンプに行ったのだが、いつの間にか参加人数が5人に増えていた。その中の誰もに見覚えがあるのだが……。あたりも暗くなってきた。恐怖のあまりやみくもに逃げても遭難するだろう。あなたの【使命】は、この山から生きて脱出することである。

【秘密】 ショック:全員

あなた達は5人でここに来たはずだ……この山へのキャンプに自分たちを誘った、サークル仲間の岩本里実と共に。山小屋に到着してすぐ、彼女は撮影という名目でスマートフォンをあなた達にかざした。それは強烈な閃光と轟音を発し、あなた達は意識が朦朧となった。気が付くと岩本の姿は消え、あなた以外の全員が彼女のことを忘れていたのだ。そしてどこかのタイミングで何者かが侵入し、今のキャンプ人数は5人。

PC③ 推奨:大学生

あなたはとある大学の小規模サークルの新入部員だ。あなたを含む4人で山小屋にキャンプに行ったのだが、いつの間にか参加人数が5人に増えていた。その中の誰もに見覚えがあるのだが……。あたりも暗くなってきた。恐怖のあまりやみくもに逃げても遭難するだろう。あなたの【使命】は、この山から生きて脱出することである。

【秘密】 ショック:全員

皆は「1人多い」と言っているが、逆だ!あなた達は6人でここに来たはずなのに、1人少ないのだ!シナリオの設定として、あなたの認識こそ真実だ。実際にキャンプに来たのは6人だ。そしていなくなった1人(本当に何者かが新たに入り込んだなら、2人)が何者であったのか、いついなくなったのか、あなたは思い出せないのだ……。

PC④ 推奨:教授

あなたはとある大学の小規模サークルの顧問だ。あなたを含む4人で山小屋にキャンプに行ったのだが、いつの間にか参加人数が5人に増えていた。その中の誰もに見覚えがあるのだが……。あたりも暗くなってきた。恐怖のあまりやみくもに逃げても遭難するだろう。あなたの【使命】は、この山から生きて脱出することである。

【秘密】 ショック:全員

あなたはめざましい催眠術の才能を悪用し、数々の犯罪に身を投じてきた。しかしキャンプ参加者の1人である町井康代(そう、最初の参加人数は5人だったのだ)にそれを見咎められ、衝動的に殺害してしまった。他の部員には「町井康代は存在しない」と暗示をかけることはできたが……。あなたの【本当の使命】は、町井康代の遺体を警察に渡させないことである。
あなたはプライズ「身魂自在悪趣祭文」とPC①の【秘密】を持っている。PC①のやらかしの後始末をしてやったのはあなただが、PC①は気付いていないようだ。

PC⑤ 推奨:大学生

あなたはとある大学の小規模サークルの部員だ。あなたを含む4人で山小屋にキャンプに行ったのだが、いつの間にか参加人数が5人に増えていた。その中の誰もに見覚えがあるのだが……。あたりも暗くなってきた。恐怖のあまりやみくもに逃げても遭難するだろう。あなたの【使命】は、この山から生きて脱出することである。

【秘密】 ショック:全員。さらに《物陰》で恐怖判定

オマエはこの土地で「イイズナ」と呼ばれている怪異で、5人目の正体だ。他人に自らを親しい人物だと錯覚させ、取り入り、体調を崩さない程度に血を啜るだけのつまらない存在だ。前の宿主が不慮の事故で死んでしまったため、オマエは新たな寄生先を探すためにこの土地に戻ってきたのだ。オマエの【本当の使命】は、他の人間にあなたへのプラスの【感情】を獲得させ、両者ともこの山から生きて脱出することである。
オマエは「PC⑤が忘れた記憶」を調査判定の対象にすることができる。

身魂自在悪趣祭文

明治時代に書かれた謎の書物。どうやらオカルトに関連した書物らしいが……。
このプライズの【秘密】は、ドラマシーンなら、このプライズの持ち主が読むことができる(情報共有は起こらない)。ドラマシーンで受け渡し可能。

【秘密】 ショック:なし

これは明らかに有効性を持つ催眠術の実践方法が書かれた書物である。
プライズの持ち主がこの【秘密】を読んだ場合、一度だけ任意に《恥じらい》で恐怖判定を行ってもよい。成功した場合、このセッション中以下のアビリティを得る。(このプライズの最初の持ち主は、すでに成功しているものとする)
【催眠】サポート《驚き》 基本P244参照
【記憶消去】サポート《分解》 デッドループP215参照。ただし、消去できるのはあなたが選択した【情報】1つのみ。このアビリティはエピローグで特別に、生き残ったPCに1回ずつ使うことができる。

PC⑤が忘れた記憶

PC⑤はこの土地に関する何かを忘れているようだ。
この【秘密】の調査判定はPC⑤がシーンに登場していなければ行えない。誰かがこの【秘密】の調査判定に成功したとき、PC⑤も自動的にこの【秘密】を獲得する。

【秘密】 ショック:全員

PC⑤は10年前この土地に住んでおり、都会から来たという町井康代という少女と親交があった。しかし、PC⑤の【秘密】を康代が知った時、彼女はPC⑤を拒絶した。時は流れ、康代は再びこの山にやってきた……他のPCと共に。彼女はPC⑤の【秘密】を覚えていた。キャンプ中、康代はPC⑤に過去の無礼を謝罪し、良ければ自分と同居しないかと持ちかけた。PC⑤は同意した。康代が今いないのはどうしてだ?
PC⑤と町井康代は互いに「共感」の【感情】を持っている。

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