ひとりふたり クライマックスフェイズ

文字数 1,028文字

 PCたちが下山しないのであれば、山小屋の周囲を岩本里実と黒い背広の男たちが取り囲みます。岩本らは実銃を持っています。岩本は「いやー、こっちは恨みも何もないんだけどさ、とりあえず眠っといてもらえるかな。大丈夫、殺しはしない。生きていれば浮かぶ瀬もあるよ」と告げます。血涙を流し続ける女も、包囲の対象になっているようです。血涙を流し続ける女は、明らかに戸惑った表情を見せます。
 PCたちが下山に成功した場合、血涙を流し続ける女もついてきます。広い下山道に差し掛かったあたりで岩本と数人の男が大慌てで追いかけてきます。やはり実銃を持って、威嚇射撃をしてきます。「ちょ、ちょっと待ってよ!こっちはまだあんたらを恐怖の輪に送る準備できてないんだよ!?何だよ、勝手に疑心暗鬼になって膠着してればよかったのにさ!」
 いずれにせよ、PC全員、《脅す》で恐怖判定を行ったのち、戦闘を開始してください。
 登場エネミーは、集団名「黒坊主」と血涙を流し続ける女です。NPCであるPCも全員登場します。PCは、モブが1体以下になるまで逃走判定ができません。
 岩本里実はプロットを常に6に設定し、【生命力】の低いキャラクターを優先して攻撃します。血涙を流し続ける女も攻撃対象です。岩本里実とモブは行動不能になった場合、黒い煙となって消え去ります。
 血涙を流し続ける女はプロットを常に5に設定し、岩本里実を優先して攻撃します。PC④の【秘密】を知っている場合、PC④に【取り憑き】を使用した後、PC④を攻撃します。岩本もモブもPC④も行動不能の場合、彼女は「何もしない」を選択します。

 町井康代の遺体を持つPCが自発的な退場に成功した場合、彼女は即座に自動的に退場します。彼女が何らかの形で退場した場合、彼女の霊体が縮んでいき、この場から消え去ったように見えます。ただし、町井康代の遺体を持つPCは、町井の魂が消滅したわけではなく、遺体さえ無事ならきちんと彼女を供養できるだろうと直感します。

 田井姫乃がいる場合、プロットを常に2に設定し、町井康代の遺体を持つPCを口汚く罵りながら優先的に攻撃します。遺体を持つPCが行動不能または死亡すれば、彼女は自発的な退場を試みます。
 稲本廉太郎がいる場合、プロットを常に3に設定し、岩本里実とモブを優先して攻撃します。PC④の【秘密】を知っている場合、PC④を攻撃します。また稲本は、他のPCや血涙を流し続ける女に積極的にブロックを行います。
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