ひとりふたり 概略

文字数 1,196文字

タイプ:特殊型(実質上の対立型)
リミット:
プレイヤー人数:3~5人
プライズ:身魂自在悪趣祭文、町井康代の死体
シナリオの舞台
 このシナリオは、「本当は怖い現代日本」と「繰り返される惨劇」のセッティングを使用したシナリオです。シーン表は、「本当は怖い現代日本シーン表」、およびホラースケープ5「野外で遭遇する恐怖」を使用してください。
背景
 ある大学にある小規模サークルに所属するPCとNPC6名は、全員が世界移動者でした。部員として潜伏していた「黒い服の男たち」の構成員岩本里実は、他の部員を一網打尽にするため山の中でのキャンプを提案し、受理されました。特にサークル内の町井康代は、かつて件の山で怪異のPC⑤と交流しており、もう一度会えることを期待していたためキャンプに積極的でした。
 現地の山小屋に着いた昼前、岩本はサークル仲間全員に自分の存在を忘れさせ、増援が来る時間まで離れた所から彼らを監視します。
 現地の山小屋に着いた昼前、PC⑤が取り憑く先を求めて山小屋にやってきて、「自分は彼らのサークルに所属している」と暗示をかけ、グループに入り込みます。既知である町井には効きませんでしたが、PC⑤と町井は和解し、PC⑤は町井に取り憑く……はずでした。
 町井は、キャンプ中PC④が悪辣な催眠術師であることに気付いてしまい、PC④を責めます。PC④は衝動的に彼女を殺害し、死体を森の中に埋めます。そしてPC④は他のキャンプ参加者に「町井という人物など最初からいない」という暗示をかけます。
 暗示に次ぐ暗示は、記憶の中で矛盾を起こします。夕方になると、PCたちは「何かがおかしいのではないか」と思い始めます。最初に違和感を覚えたのは、人数でした。話し合いの結果、「最初にキャンプに来たメンバーは4人だったのではないか」ということにまとまりました。
 PCたちは、割り込んだメンバーが誰で目的が何なのか、サークルの人数が本当は6人であったこと、岩本の目論見のいずれもわからない状況で一夜を過ごすことになります。
狂気
 【挙動不審】【言葉を失う】【怪物】【闇からの祝福】【恐怖症】【失踪】【予知夢】【誇大妄想】【敵か味方か】【逆恨み】【陰謀論】【蛮勇】【既視感】【望郷】【虚無感】【憔悴】【権力への不信】【裏切り】【幽霊屋敷】【昏き者】を1枚ずつ用意してください。そしてシャッフルし、プレイヤー人数×4枚の山札を作ります。
PCのNPC化
 PC人数が4人以下ならばPC⑤を、3人ならばPC④をNPCとします。
 PC④は共演者として扱い、サイクルごとに手番があります。プレイヤーに事前に説明してください。
 PC④は田井姫乃。26歳の女性、スレンダーな体型で髪はショート、はつらつとした動きと話し方。
 PC⑤は稲本廉太郎。19歳の男性、女と見まごうばかりの美少年で髪はセミロング。どこかダウナーな立ち振る舞い。
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