オクタゴン 結末

文字数 1,701文字

 PCが戦闘後どのような結末を迎えたかによって、エンディングが変わります。

・勝利・自発的な脱落後に何も宣言しなかった場合、行動不能になった場合、元の世界に帰ることを宣言した場合

 PCは八角形の施設を離れ、PCの住んでいた世界の最後に覚えている場所で目を覚まします。日時は瞬間移動させられる前から1時間も経っていません。しかし、バッジを身に着けていたなら、現在も身に着けています。服に返り血がついているかもしれません。

・PC・NPCが八角形の施設内で死亡した場合

 本来のPC・NPCの世界で、その変死体が見つかります。

・PC・NPCが八角形の施設内に留まると宣言した場合、PC①-Dが生存している場合
 その場に留まったPCは、他のPCが消えるのを見届けます。その時、隠し扉が開き、重武装した兵士たちがPCたちの前に現れます。襲いかかってきた奴が生きていれば、この時点で射殺されます。
 PC①-Dが生きていれば、彼らはPC①-Dに(表面上は)ねぎらいの言葉をかけます。PC①-Dが死亡したなら死体が残っており、彼らはそれに目もくれません。
 他のPCがいれば、彼らはPCに(たとえPC①-Bであってもです!)提案をします。
「我々は才能を持ったあなたを評価している。あらゆる時空の秘密を探る我々の活動に協力してくれないか。さっきのような恐ろしい目に合うことは、できるだけ避けるようにしよう」
・PC①が生存している別のPC①の世界に共に行くと宣言した場合

 別の世界に移動したPCは、その世界のPC①と融合します。今後両者は、双方の記憶と性格を受け継いだ一人の人間として生きていくのです。

・PC①が死亡した別のPC①の世界に行くと宣言した場合、複数のPC①が帰る世界を入れ替えた場合

 PCは見慣れぬ場所で目を覚まします。しかし「見慣れぬ」と感じるのは最初だけで、その世界のPC①の記憶を徐々に「思い出し」ます。PCは今後、前の世界での性格と記憶を持ったまま、この世界のPC①として生きていくことになります。

・PC①-Bが別のPC①の世界に行くと宣言した場合、NPCであるPC③が生存している場合
 PC①-B、いいえ、PC①だったものは見慣れぬ場所で目を覚まします。この世界の住人は、PC①のことは知っていても、PC③を知る者はいません。外に出かけるとうまそうな食い物がたくさんあります。あっちにも、こっちにも!PC③を追いかける存在は、今のところ一人もいません。喰い放題喰い放題喰い放題です!

 そうそう、その世界のPC①が生きていた場合、PC③の目の前にいます。同じ顔が2つもあると邪魔ですよね?あとは、うまくやってください……。

・PCのうち誰かがPC①-Cの世界に行くと宣言した場合、PC①-Cが生存している場合
 PCたちが目覚めると、そこは高度にサイバー化された都市が見える、どこかの建物の中でした。軍服を着た何者か(PC①-Cは、それが自分の上官だと分かります)が現れます。
 PC①-Dが生きていれば、彼はPC①-Dにねぎらいの言葉をかけます(何らかの形で、PC①の区別がつくようです)。他のPCがいれば、彼は大喜びします。
「素晴らしい!PC①君のような才能のある者が何人もいるなら、我々の世界はさらに発展する!さて、まずは野蛮な世界で育ったその精神に研修を施さねばならぬ」
 瞬間彼の背中から大量のマニピュレーターが伸び、PCに伸びていき……。
・PC②が生存している別のPC①の世界に共に行くと宣言した場合、PC①がPC②の世界に行くと宣言した場合

 目覚めると、PC①とPC②は手を握り合っていました。両者の知人たちに連絡するなら、知人たちは両者を最初から生きているものとして扱います。職場やインターネットの登録なども、両者が共存している形で矛盾なく動いています。そのうち、2人はPC②の父親が、PC①を殺そうとして事故死したことを「思い出し」ます。この世界が死んだはずの人間を受け入れて変化したのか、それとも2人が「双方生きている世界」に飛ばされたのかは誰にも判断できませんし、判断する必要もないでしょう。

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