第16話 無題(兄弟の話)
文字数 813文字
「優樹、おまえには凜斗という弟がいたんだ。」
まだ3、4さいだった優樹は意味がわからなかった。
でも、優樹は大好きだった祖父の言ったことなので信じた。
「その凜斗って子はどこにいるの?」
「さぁ、母さんだけが知っているよ。」
「じゃあ、母さんにきいてみるね。」
むじゃきな優樹は祖父にいった。そのときだ。きゅうに祖父の表情がけわしくなった。
「それはダメだ。じいちゃんの言ったことは母さんには言ってはいけない。」
「うん。わかった。」
優樹がうなずこうとしたとき、げんかんのドアがあいた。
「おじいちゃん。何をはなしているの?そのことは言ってはいけないことになってるはずです。」
優樹は不思議に思ってきいてみた。
「何で?」
「優樹、凜斗はね。もう死んじゃったのよ。わかった?」
「うん。」
この会話は、小6になった優樹はまったくきおくになかった。
優樹は公立の小学校に入学した。そして学校の王子、アイドル的なそんざいになった。
「ゆうき~、バスケやろうぜ」「まてよ、優樹はサッカーだ」
「優樹君~。いっしょにあそぼ」
男女全員、優樹が大好きだ。そして優樹、みんなが大好きだった。
「しゅうがくりょこう、明日だよ。」
「おう」
そう、優樹が通う小学校は、明日からしゅうがくりょこうなのだ。
「だから、今日はあそべないんだ。ごめん」
ゆうきは、遊びのさそいをことわって家に帰った。いえにかえるとすぐにぶつだんにいった。
「おじいちゃん、お父さん、ぼくは明日からしゅうがくりょこうです。どうか、ぼくを災いからとおざけ、たのしいしゅうがくりょこうになるようにお守りください。」
お父さん、おばあちゃんが水害で死にそうになっているのを助けようとして、おじいちゃんはまきこまれて死んでしまった。
以上☆
補足説明
優樹と凜斗は双子です。凜斗は他の家に行ってしまいました。 という設定です
追記
名前が漢字になった!成長が感じられますね
まだ3、4さいだった優樹は意味がわからなかった。
でも、優樹は大好きだった祖父の言ったことなので信じた。
「その凜斗って子はどこにいるの?」
「さぁ、母さんだけが知っているよ。」
「じゃあ、母さんにきいてみるね。」
むじゃきな優樹は祖父にいった。そのときだ。きゅうに祖父の表情がけわしくなった。
「それはダメだ。じいちゃんの言ったことは母さんには言ってはいけない。」
「うん。わかった。」
優樹がうなずこうとしたとき、げんかんのドアがあいた。
「おじいちゃん。何をはなしているの?そのことは言ってはいけないことになってるはずです。」
優樹は不思議に思ってきいてみた。
「何で?」
「優樹、凜斗はね。もう死んじゃったのよ。わかった?」
「うん。」
この会話は、小6になった優樹はまったくきおくになかった。
優樹は公立の小学校に入学した。そして学校の王子、アイドル的なそんざいになった。
「ゆうき~、バスケやろうぜ」「まてよ、優樹はサッカーだ」
「優樹君~。いっしょにあそぼ」
男女全員、優樹が大好きだ。そして優樹、みんなが大好きだった。
「しゅうがくりょこう、明日だよ。」
「おう」
そう、優樹が通う小学校は、明日からしゅうがくりょこうなのだ。
「だから、今日はあそべないんだ。ごめん」
ゆうきは、遊びのさそいをことわって家に帰った。いえにかえるとすぐにぶつだんにいった。
「おじいちゃん、お父さん、ぼくは明日からしゅうがくりょこうです。どうか、ぼくを災いからとおざけ、たのしいしゅうがくりょこうになるようにお守りください。」
お父さん、おばあちゃんが水害で死にそうになっているのを助けようとして、おじいちゃんはまきこまれて死んでしまった。
以上☆
補足説明
優樹と凜斗は双子です。凜斗は他の家に行ってしまいました。 という設定です
追記
名前が漢字になった!成長が感じられますね