第30話 特別な友達

文字数 682文字

「ハロー、アイム スリーピー」
こんなのつまらない。つまらなすぎる。
「シン、モット クチヲ ツカッテ ヤッテ」「ヤルキ アルノ?ナイノ?ドッチナノ?」
は?!何なのその言い方。
「Sorry. Good by クズ女。」
僕は真。クォーター。カタコトなえいごはいやなんだ。
たぶんぼくは学年一のワルガキだと思う。いやなことがあったら、ぼくだけのひみつきちにいく。ぼく以外にはだれもしらないひみつきち。それは、のぼりぼうの上にある木にある。

ここは、トリホ学院。メンドクセーことをたくさんやらないといけない。でも僕は、学年一のわるがきだけど学年一の語学力がある人なんだ。ぼくは、いまの所、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、の五か国語しゃべれる。練習しているのは中国語。だから、先生は何もいえない。
べんきょうができない子には「べんきょうしなさい」といえるけど、ぼくだったら「べんきょうして」「何で?」「それは、できるようにするためじゃない」「もうできるよ。」「…。」みたいなかんじだ。

僕はクォーターだから、目の色が他の人とちがう。青色だ。でもイギリスにいるとき、
「日本人はよってくんな、しっしっし」
などのことをいわれていたから、日本に来た。なのにこんどは、
「イギリス人はよってくんな」
といってくるのだ。ひどいと思わないか?
                             以上☆

補足説明
 木内真 12歳 クォーター。イギリス生まれ、日本に来たのは10歳のとき。
 冬実愛 12歳 日本人。聖トリホ学院初等部6年生。

追記
 なんか、口が悪いですね。
 反抗期かな?
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