第5話 じさい

文字数 1,529文字

 昔昔、じさいの子どもが生まれました。じさいは、役の名前です。その子は、お父さんがはたらいていた船でうまれました。その子の名前は、じ船に決まりましたとさ。

 じ船が、15才のとき船に大あらしがきました。船の人は、じ船に
「もっといのれ。」
と命れいしますが、あらしは、おさまりません。
あらしの夜のことです。じ船は、ある決心をします。そして、つまをつれて、海にとびこみました。朝になり、気がついた人は、じ船をさがしませんでした。なぜなら、もう、死んでしまっているとおもったからです。

 ですがじ船は、生きていました。つまもです。そして、宿にとまり、ある村に、住むことになったのです。そして生まれたのがじ水でした。まだ、じさいの「じ」の字は、つかわれていました。農作業をして、畑をつくり、平和に、くらしていました。
ですが、じ水が、20才になったとき、じごくがおきるのです。なんとじ船が都でかいものをしていたところ、じさいだとばれてつかまってしまったのです。
そして、じ船が、としをとってしまったのでじ水がじさいとなり、船に、のらされてしまったのです。
 そして、船にのったじ水のつま、ゆいに子どもが生まれました。その子が、のちに「天才のじ海」となのるとてもすごい人になるのでした。ですが、すごい人になるまでの3年間がとてもつらかったのでした。
じ海がうまれて、1才の時、じ海の母ゆいが、病気がげんいんでしんでしまうのです。ですが、たちなおり、船の上でのくらしをしてきました。
 そして、1才半から2才までのあいだに、船からおろされじ船のところで勉強にはげみました。そして、天才として有名になったのでした。ローマ字、ひらがなかたかな、漢字など、一目見たら、10分でおぼえてしまうほどでした。その有名は、町をこえて都までとどきました。みかどは、じ海を気に入りましたが、みかどのつまは、じ海をかわいがってはくれませんでした。なぜなら、みかどの子供(長生(ちょうい))こそが天才だと思っていたからです。
 そして、長生は、じ海のことが気になってしかたがないので、じ海の家にのりこんでしまいました。そして、「おまえなんか、こてんぱにしてやる」と、8才の長生が、1才が終わるころのじ海にいったのでした。そのことがみかどにしったので、みかどは、「みかどのまわりのものとのやくそく」をやぶったとして、王家の人間から長生をはずしてしまいました。そのころじ海は、けがをしててあてをしてもらっていました。

 そのことをしったゆい(帝のもう一人の娘)は、かわいそうに思い、かんびょうをしに来ました。およそ、何十年にもなるつきあいが始まったのでした。じ海は、とても人気が高く、村の人々からもかわいがられていたのです。じ海はけがが治ってきました。ですが、うでのけがは一生なおりませんでした。それも気づかずにゆいはいってしまったのです。
「じ海さん、なぜのぼりぼうやうんていをしないの?」
じ海は、まだよぼつかない手でのぼりぼうをしはじめました。そして、じ海は、骨にひびが入り、まったく動かなくなってしまったのです。また、じ海は、うでを強くひっぱられたのがきっかけで、
                                           以上☆


補足説明
 じさいとは…持斎、と書きます。船に乗って、命懸けで船の安全や乗客の無事などを祈る人のこと?だと思ってます。とても辛かったらしいです。
 「みかどのまわりのものとのやくそく」…王族の法律のようなものです。多分名前が思いつかなかったんだと思います。

追記
 すごい想像力ですよね。これ年長か小1で書いたんです。テレビかなんかの影響を受けたんでしょうね。
 
       
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み