第9話 題無し(少女漫画系)

文字数 957文字

 その日、私、優はドリームランドという近くにあるたてものにいた。
このたてものは、二つのビルがつながっている。休日は、人でいっぱいだ。私はトイレをさがしてキョロキョロしていた。その時、一人の少年があわてて走っていた。その少年のうしろを体格のいい男の人が数人ついていっていた。その少年のあとを私もついていってみた。少年の走っていった先は関係者以外立入禁止とかかれたドアのむこうだった。私は入れないのであきらめるしかなかった。でもその男の子の写真をとっておいた。なにかの役にたつかもしれないと思ったからだ。
 
 家に帰っても、その少年のことがあたまからはなれなかった。その少年は、目が大きく、かみがさらさらしていた、すじのとおったきれいなはなの顔だった。友達のまゆがあそびにきたときにその少年をみせた。そしたらまゆがおどろいたかおでいった。
「その子、モデルやってる子だよ。HIKARUっていう名前でモデルやってるよ。」
「へー。」
なんかなっとくする。あの子、イケメンだったし、キラキラかがやいているヒカリにもみえたもん。ちょっとインターネットでドリームランドとうち、しらべてみた。そしたら ドリームランド 事件 というだいめいのページがみつかった。
「十月三日。」
これは私のいった日だった。
「ドリームランドのコンピューターが何者かにハッキングされた。」
えっ。それって大丈夫なのかな。
「一人の少年がハッキングをかいじょし、犯人のコンピューターにウイルスをおくった。」
すごい。一人の少年ってHIKARUのことかな。ヒカルってそんなにあたまがいいんだ。
「その少年は小学六年生だ。本名は固く言うことを禁じられている。」
ともかいてあった。小6って私と同じ学年じゃん。すごいよ。
そして、ページのさいごにこうつけたされていた。
「しつもんなどの問い合わせ 東京都青梅市松川84-3 松川芸能事務所。」
と。芸能事務所ってことはHIKARUの事務所だよね。本当のモデルなんだ。少し手紙をおくってみたいな。
私は手紙をかくことにした。  
                      続きは明日☆


追記
 隠してるのに事務所名は出さないだろ、とお思いの皆さん。朗報です。!自分もそう思いました!
 ちょっと頭悪かったんですかね。
 長かったんで明日にも続きます
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