第29話 れい物語

文字数 523文字

 お母さん、「れい」がまたいるよ。


 「キッキーッ」「ウワァ―!」
この日、6才だった、優真が死んでしまった。そしてゆうまは、れいという名のゆうれいになってしまった。そしてたまにゆうとのいえにあそびにくるのであった。
ゆうとは、ゆうまのことが大好きだった。でも死んでしまったからかなしんでいた。少しすると、ゆうまは、ゆうとのへやにあらわれるようになった。
お母さんは、小学生になったゆうとのことが心配だった。でもゆうとは、すぐに友達をつくっていった。友達にはれいのことをないしょにしていた。

 れいは、ゆうとが大好きだ。でも、少しゆうとがうらやましかった。それは、自分は死んだのに、ゆうとがいきているからだ。でもゆうれいになってしまったからには、ゆうとにさわることもできない。あきらめないといけないのだ。
れいのいるようかいせいかいには、いろんな人間だった人がたくさんいた。
                     以上☆

補足説明
 ゆうと(優斗)七歳 不思議な力でれいのことがわかる。見える。
 れい(優真) 八歳 優斗のお兄ちゃん。 二年前に交通事故で亡くなった。
*れいは学校に二日間しか通っていなかった

追記
 この話にはたくさん絵が描かれてた。闇落ちみたい…
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