こまったら、ココイチバン(その4まで)

文字数 964文字

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さて今回の2作をちょっと説明。いただいたファンレターによると、その3は分かりやすかったようです。

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その3 「時をかける少女」
 筒井康隆原作のSFですね。ただ、村山にとっては、大林宣彦監督の映画です。公開が一九八三年。友人間でちょうどアイドルや女優の話題が出始める年齢でした。そんな村山の目の前に現れたのが、原田知世! 全てがビンゴでした……。大林監督の選ぶ主演女優さん、このあとの富田靖子や石田ひかりも好きでした。
 「溶いてかける少女」は、小学校三年生くらいの女子を主人公にして、従姉妹の家でお泊りの日の朝をイメージしました。卵かけご飯(TKG)、数年前にも静かに流行っていましたが、日本の朝の定番ですね。TKGに限らず、麺類にかける時、すき焼きの時、など生卵をいかに扱うかは、大いに議論のあるところですね。それを含めた日常生活の違いを思い出してもらえるように考えました。ちなみに村山は、高校生くらいになってから恵美ちゃん派になりました。子どもの頃は歩美ちゃんのように溶いてましたが、溶くときの器に卵の成分が残ってしまい、食べる量が減る、という理由がきっかけ。ケチですね。


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その4 「まだらの紐(ひも)」
 コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズの冒険』に入っている短編ミステリー。Wiki先生によると、著者のお気に入り作品だそう。原タイトルは”The Adventure of the Speckled Band”。翻訳物はタイトルも訳者によって違っていたりしますが、この作品は紐が漢字か平仮名かくらいの違いしかないようなのも、当作品を有名にしている理由かなあ、と思います。ありえない設定だとかいろいろ言われますが、名作であることは、間違いない!
 「まだらの肝(きも)」は、北陸出身の中年オヤジが故郷の味を懐かしむお話です。冬の真鱈、マジ旨いっすよ! で、本作を作る際に肝料理のレシピを調べておこう、とグーグル博士をお頼り申し上げました。「まだら 肝」という検索で、脂肪肝のエコー所見が出てきたのですよ。全症例に見られる所見ではなく、むしろ重症度の高いものに多くなるのですが、これ、いただきました。はあ、気を付けたいものです。

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