こまったら、ココイチバン(その26まで)

文字数 1,075文字

 こんにちは。今週もここまでご覧いただき、ありがとうございます。
 先週、高木亮『きりえや偽本大全』のお話をしましたが、早速読了しました。
 切り絵とストーリーとが絶妙で面白かったです。元ネタが同じでも、タイトルが似ていても、さすがに内容までは被らないようなので、一素人としては安堵です。安心してあと二週間、この企画を続けさせていただこうと思います。

 **
 その25「ふたりのロッテ」
 斎藤美奈子『挑発する少女小説』に誘導され、村山がつい最近読んだ本です。ヘッセ二連投に続いて、またドイツ語系になりました。訳者の高橋健二さん、三連投です。別に独文専攻とかでは全くありません。ケストナー作。男性作者、男性訳の少女小説なのですね。ナチス時代に脚本が作られていたようです。日テレ系のアニメや劇団四季で名前は知っていましたが、なかなか面白いお話でした。
 「ふたりの『買って♡』」は、ファイナンシャルプランナー(FP)として働く金融系会社員のお話です。この資格について、当初事実誤認がありましたことをお詫びいたします。「FP技能検定」という試験があるのですが、一般には「国家資格」と称される類に入るようです。医師・教師などのように、それがないと仕事ができないもの以外も、「国家資格」と言ってよいのですね。つまりFPについては、検定を受けたことが無くても名乗って良い訳です。医師は、ダメですよ。人の体に傷をつける行為を合法的に出来るなんていうのは、やはり厳格に審査された独占的な資格の保持者でなくてはいけません。
 そしてFPといえども、おねだりには弱い。まあ、不正融資や横領をしなければ、いいのかなあ……。でもやっぱり、デビルマン(レディ)が降臨すると怖いので、内緒です。えっ? フィクションですよ。当たり前じゃないですか。うちはクリスマスないし!

 **
 その26「のび太の恐竜」
 子どもの頃観た「ドラえもん」の劇場映画です。記念すべき第一作。一九八〇年。フタバスズキリュウのピー助がかわいいんだな、もう。映画だとジャイアンいい奴伝説の始まりです。尚本作は二〇〇六年にリメイクされているのですが、これは観ていません。
「延びたの今日言う?」は、日常的にあり過ぎる光景だと思います。村山一家も近似の事柄に包まれて過ごしていると言っても、全く言い過ぎではありません。昨日だって……(以下略)。プリントや連絡帳って今でもバリバリ現役なのですよねえ。出されないと分からない。それにしても、子どもは親の鏡、と言います。手本を示せるように日々暮らしていきたいな、と思います。

 **
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み