こまったら、ココイチバン(その8まで)

文字数 1,002文字

 こんにちは。こちらのページまでお越しくださりありがとうございます。
 夏が終わっても、感染対策は終わらない。こちらも油断せず頑張りたいところです。

 さて今回は、どうでしょう。八日時点で、「その7」よりも「その8」の方が多くアクセスいただいているようですね。ちょっとその7は興味を持ちにくいタイトルだったのかもしれません。

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その7 「仮面の告白」
 三島由紀夫の自伝的長編です。高校生の頃、ちょっと文学少年ぶって新潮文庫の紅色をした背表紙を手にしました。が、やはりなんだか禁断の書的な雰囲気が、使っている漢字からもムンムン漂ってきて、数ページで本棚に飾られたのでした。そしてサラリーマンになってようやく読んだのですが、作者の苦しみは理解したいが、何もそこまで……と思ったものです。すみません、薄い読者の告白です。
 「画面の独白」は、スマートフォンの画面を主人公にしてみました。持ち主はお母さん。小さい子がいます。スマホいじらずに、子どもを見てやれよ。実は結構ばっちいぞ。電話として使ってる? 置いたところくらい覚えておけよ。特定の誰かさんへのメッセージではありませんよ、決して。
 自分でばっちいことを書いておいてなんですが、アルコール消毒すると暗証番号を要求してくるこの態度が、嫌いです。

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その8 「ビルマの竪琴」
 竹山道雄の作品ですが、児童向けなのですよね。友軍の説得に失敗した水島上等兵の、霊をおいて帰る訳にはいかないとの思い。小学生だった村山も感動しました。一方で同じ戦争を描いても、生き残った人は、亡くなった人の分もしっかり(楽しく)生きろ的な内容の話も多いですよね。なので、小学生村山は、どっちなんだよ、これ? と悩んでいました。そして中井貴一主演の映画、一九八五年なのでちょうど読み終えた頃でしたね。テレビコマーシャルでやたらと「みずしまー、一緒に日本へ帰ろう」「何やってんだよ、早くこっちへ来いよ」と聞かされましたね。
 「昼間の賭け事」は、競馬場に通う大学生のお話です。パドックで馬を見定めて単勝買いをするのは、山口瞳の影響です。場外やネットは、やっぱり盛り上がれません。ということで、むしろ卒業以降は競馬から離れてしまいます。主人公と川崎くんはそうだったのですが、さて、光嶋くんはどうでしょうね。光嶋くんは新卒時、証券会社に就職しますよ。でも、良い子の皆さんは真似しないようにね!

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