こまったら、ココイチバン(その20まで)

文字数 907文字

 こんにちは。今週も読んでいただき有り難うございます。肌寒くなってきて、娘がもう暖房をつけていました。本当に、ちょっと前まで冷房だったのに。彼女に自己調節能力がないことを嘆きます。

 今週は土曜の「その19」の反響が、「その20」を圧倒してしまいました。タイトルも好評いただいたようで嬉しいです。

 **
 その19「海底二万マイル」
 ジュール・ヴェルヌの名作ですね。「マイル」のところが、「里」と表記されていることもあり、その分連想しにくいところがあったかもしれません。ヴェルヌと言えば、村山は『八十日間世界一周』が最も好きなのですが、最近の子ども向け名作シリーズに入れてもらえていない様子です。植民地支配や蔑視の歴史を隠すこともないんじゃないかなあ……。
「最低二万入る」はクリスマス前のケーキ工場深夜バイトを描きました。某Y製パン工場での実話に基づいています。いただいたレターの返信にも書きましたが、このバイトを知った年は一晩一万円だったのに、数年後は一万未満でした。不景気は賃金に現れますね。しばらくケーキは見たくもありませんでした。コンビニの棚などでトッピングがズレているケーキを目にするとラインの光景を思いだします。ミツグくん、もう誰も使ってない単語ですね。懐かしい。ちなみに同名のアトラクションがあるネズミーランドには、この時代を最後に出かけていません。

 **
 その20「小僧の神様」
 志賀直哉の短編です。短い話なのに、大したドラマもないのに、強く印象に残る。物凄い余韻。サウイウモノニワタシハナリタイ。
「故障の神様」ですが、どこの職場にも一人はいるよね! を書こうと思いました。壊しちゃう人と直しちゃう人。どっちが「神様」でしょうね。直しちゃう神様には、特別手当を出してあげたい、と経営に責任のない中間管理職は思います。「故障」のイントネーションが、「小僧」とは違うこともあり、連想しにくかったですね。こういう時は、元ネタの話の筋やセリフを取り入れたほうがいいですね。でも、難しいなあ。

 **

 目標を、その30までに定めました。それまでは、なんとか今のペースで頑張ろうと思います。よろしくお願いいたします。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み