第73話 三八3 鳶や烏と鶯は

文字数 303文字

□鳶や、烏などは、見入ったり聞き入ったりする人など、世の中にはいないだろうに。されば、鶯は素晴らしい鳥だということになるので、納得がいかない心地がする。祭の帰りに見ようと、雲林院、知足院などの前に車を立てたれば、郭公も忍ぶことはなかろうと、ケキヨ・ケキョと鳴く。すると鶯がその声をそっくり真似して、諸声あげて鳴きたるこそ、さすがに風情があるというものだ。
※ウグイスのダメ出しで、ホトトギスの鳴声を真似までするという。山間で鶯がほーホケキョと鳴くので、私も 口笛にのせてほーホケキョとやると、しばらくしてうぐいすがお返しで鳴いてくれる。ケキョケキョケキョと言うのは警戒情報で、そこから逃げて行ってしまう。
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