第62話 三六1 端午の節句
文字数 447文字
□季節は、五月に勝る月はない。菖蒲、蓬などの香が調和して、とても心惹かれるものだ。宮中の御殿の軒をはじめ、下々の民の住まいに至るまで、どうやって、自分の屋根の庇に、菖蒲や蓬を飾り葺こうかと、競い合って葺き渡している景色は、なほ物珍しいことである。いつから、異った様子になったのだろうか。
※まさに五月は辛抱した冬が去り、暖かい春の陽気になる。菖蒲が鼻をつくような爽やかな香りで、菖蒲湯などへ使うことは、よく聞きます。軒菖蒲というのがあり、京都では菖蒲の葉と蓬を軒に飾るようです。旧暦の5月は雨期で悪病もはやり易いので、香り高い菖蒲や蓬を家々の軒端に飾ることで邪気を祓うとされるようです。月の初めの午(うま)の日が『端午』と呼び、午が『ご』と読むことから数字の『5』とかけて、毎月5日のことを指すそうです。数字の5が重なる5月5日は『重五(ちょうご)』と呼ばれ、邪気払いの行事が行われ、それが後に端午の節句となったとか。初めて知りました。菖蒲や蓬を軒に飾るのも知りませんでした。勉強になります。
※まさに五月は辛抱した冬が去り、暖かい春の陽気になる。菖蒲が鼻をつくような爽やかな香りで、菖蒲湯などへ使うことは、よく聞きます。軒菖蒲というのがあり、京都では菖蒲の葉と蓬を軒に飾るようです。旧暦の5月は雨期で悪病もはやり易いので、香り高い菖蒲や蓬を家々の軒端に飾ることで邪気を祓うとされるようです。月の初めの午(うま)の日が『端午』と呼び、午が『ご』と読むことから数字の『5』とかけて、毎月5日のことを指すそうです。数字の5が重なる5月5日は『重五(ちょうご)』と呼ばれ、邪気払いの行事が行われ、それが後に端午の節句となったとか。初めて知りました。菖蒲や蓬を軒に飾るのも知りませんでした。勉強になります。