第71話 三八 鸚鵡・山鳥・オシドリ

文字数 450文字

□鳥は、異国のものなれど、鸚鵡は、いとかわいい鳥である。人の言うことを真似をするという。郭公(ほととぎす)。水鶏(くいな)。しぎ。都鳥。ひわ。ひたき。
山鳥、友を恋いしがり、鏡を見すれば、友と思って慰められるらしい、心が幼いのも、いとあはれなり。谷を隔てる習慣があるのは、心苦し。鶴は、いと仰々しい姿であるが、鳴く声が雲居まで聞えるという、いとめでたし。頭赤き雀。斑鳩の雄鳥。たくみ鳥。鷺は、いと見目も見苦しい鳥だ。眼つきなども、うたてよろづに可愛くないのだが、ゆるぎの森にひとり寝はしないと争うらしいが、面白い。水鳥、オシドリは、いと情愛がある。かわるがわる、相手の羽根の上の霜払うらしいが、とても仲良し。千鳥も、いと情緒がある。
※オウムは680年頃に新羅から献上されたらしいので、古くから日本にいたのですね。鶴は鳴き声は、天にも届きそうですね。オシドリは水辺で仲良く泳ぐのを見かけますが、仲よさそう。
山鳥に穏当に鏡を見せたことがあるのだろうか、それとも想像だろうか、人に聞いたことがあrのだろうか。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み