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文字数 437文字
「ユウコ、それよりも、この人たちをオレに紹介せんかよ」
飲んべヤスは、少しろれつが回らなくなった口調でそういった。
「おんちゃん、あんまり飲んだらいかんちや、また、お母さんに怒られるぜ」
ユウコの母親が、飲んべヤスの姉ということをここにくる直前にユウコから聞いていた。
ユウコにとっては、このゴテンは母親の実家でもあり、おじいちゃんが生きていた頃はいつもここにきて遊んでいたのである。
「えっとね、こちらがケイ子ちゃん、頭もええし、スポーツも万能ながよ。それと、こちらがヨウイチ君、とっても優しいけん、女子にも人気があるがよ、ねえ、ケイコちゃん」
ユウコがガチャコを見て、ひやかすように笑う。
「そうか、二人ともユウコとちごうてできんええがやにや」
飲んべヤスは、そういって笑った。
「悪かったねー」
ユウコがすねたような顔をしていった後、
「おんちゃん、ほんまにはようせんと、前みたいにわけわからんなってよう歩かんなるけん、はよ屋上にいこう」
と飲んべヤスを引っぱって屋上にいった。
飲んべヤスは、少しろれつが回らなくなった口調でそういった。
「おんちゃん、あんまり飲んだらいかんちや、また、お母さんに怒られるぜ」
ユウコの母親が、飲んべヤスの姉ということをここにくる直前にユウコから聞いていた。
ユウコにとっては、このゴテンは母親の実家でもあり、おじいちゃんが生きていた頃はいつもここにきて遊んでいたのである。
「えっとね、こちらがケイ子ちゃん、頭もええし、スポーツも万能ながよ。それと、こちらがヨウイチ君、とっても優しいけん、女子にも人気があるがよ、ねえ、ケイコちゃん」
ユウコがガチャコを見て、ひやかすように笑う。
「そうか、二人ともユウコとちごうてできんええがやにや」
飲んべヤスは、そういって笑った。
「悪かったねー」
ユウコがすねたような顔をしていった後、
「おんちゃん、ほんまにはようせんと、前みたいにわけわからんなってよう歩かんなるけん、はよ屋上にいこう」
と飲んべヤスを引っぱって屋上にいった。
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